大型プラントの竹炭

2015年1月16日

孟宗竹


「これは、相変わらず凄い量やにゃあ...」


まだまだ季節的にこれから竹が増えてくる時期ではあるものの、広々とした敷地には、ずっと遠くの向こうまで孟宗竹が積み込まれちょります。


竹虎の竹材は、竹細工や竹製品に加工するための竹ですので、一般の方が虎竹の里に見学に来られた時には驚かれるような量ではありますけんど、さすがに、ここの大型プラントのような竹炭工場で焼かれる竹材となりますと。直径の太い孟宗竹という事もありますし、やはり自分達が日頃みる竹材の量とは圧倒的に規模が違うがです。孟宗竹とは言え近年は、このように大量な竹材を見る事も少ないですし、全国どこを見ても孟宗竹の林が有効に活用される事なく荒廃している中、このような光景には本当に理由もなく心がウキウキして何やら嬉しくなってきますぞね。


日本でも有数規模の工場では大きな円柱形の鉄窯を回転させながら炭を焼いていく、ロータリーキルンと言われる竹炭窯が、ゆっくりと止まる事なく稼働していますが、機械窯にもいくつか種類があって、それぞれ用途により使い別ける事が必要ですし、そうする事により経済的でもあり実用性のある竹炭になるのです。


竹酢液採取用大型機械


新しくされたと言う竹酢液を採取するという機械も拝見させてもらいます。それにしても何という大きなサイズやろうか!?大量に使う場合には製造量やコストはどうしても考える必要があるのですが、これはまっこと(本当に)どこかの工場のプラントと呼んでも良いくらい圧倒的ですちや。


竹虎の入浴用竹酢液を採取しよります土窯は、昔ながらの土窯を竹炭専用に改良したもので、土窯の中では近代的で比較的効率を考えた大きなものですぜよ。温度管理にハイブリット記録計などの新しい器機も使いながら、それでもやはり竹炭職人が長年の経験やカンを頼りにその時期の気候や竹材により2週間もの時間をかけて焼き上げよりますので、このような大型近代設備のものとは比べようがないがですぞね。竹炭や竹酢液と呼び名が同じなので、製品として店頭に並ぶ場合には購入されるお客様からは価格や品質の違いが分かりづらい事もあるようです。どちらが良いと言う事ではなく、それぞれの用途により考えていく事ながですが、竹炭、竹酢液が製造方法により全く違うものがあるという事をもっと分かりやすく、お伝えする必要があると思いよります。













| コメント(0) | トラックバック(0)


消臭用の竹炭窯にて

2015年1月 9日

竹炭窯


竹炭を焼く窯にも色々な種類があり、焼き方があるものだと思います。この竹炭窯は、比較的低温で焼かれる消臭用竹炭を作りよりますが、火入れ口が別にあったり、瓦を積み重ねて土で固めた作りが特徴的ですぞね。


炭窯は今でこそ技術交流や学びの場というのもありますが、かつての山の炭窯などでは炭窯自体が、それぞれ職人のノウハウの塊で、なかなか他の職人さんに技術を見せる事はなかったと聞いた事があります。そこで、それぞれの炭窯で技術を磨き工夫されてきた過程の中で、このように独自に発展してきた窯を見る機会があるがですぞね。竹炭窯と一口に言うても実際様々な大きさ、形、焼き方があり、地域性など考えながら見ていくとまっこと面白いものながです。


窯立て


竹炭窯の場合は、備長炭などと違うて中が空洞の竹をそのまま焼くと、どうしても効率が良くないのです。だから竹の場合、多くの炭窯では均等な幅に割ってから焼くのが一般的です。しかし、この竹炭窯では歩留まりの悪さは承知の上で、丸竹の孟宗竹をそのまま窯立てされよります。これは、これで炭職人さんの焼き方や考え方があっての事ぞね自分の仕事には自信を持たれちょりますので、どちらが正しいというのはないがです。


丸竹炭


焼き上がった竹炭も、当然形状は違うちょりまして、綺麗に焼けたものはこうやって自然な竹の姿そのままで出てきますぜよ。竹炭をこのような丸竹のまま硬く、美しく焼けると面白いのですが、観賞用としてはまずまずと思われる竹炭が出てきても、中が空洞の竹の場合は強度的に使用に耐えられない事が多いがです。また、サイズ的にももっと長い竹炭があればと思われる方もおられるかも知れませんが、日本の竹炭窯の天井高を考えると、人目を引くオブジェとして活用できるような竹炭は少し難しいかも知れませんぞね。


以前、中国の竹炭窯を見学に行った事があるがぜよ。ズラリと並んだ天井の高い竹炭窯の壮観な光景にビックリしましたけんど、天井が高いだけあって長い竹も焼かれているとの事でした。そう聞くと、どれくらいの長さの竹炭が焼き上がるのか試してみたくて、試験的に焼いてもらった事がありますぞね。長くて見栄えもしますし、曲がりや割れなど味のある竹炭が焼けましたけんど、残念ながら自分が理想として思うような竹炭ではなかったがです。その後、機会があって国産の窯でも試した事がありますが、やはり、難しいにゃあと感じました。長尺物の飾り竹炭は、今のところ永遠のテーマぞね。













| コメント(0) | トラックバック(0)


竹炭オムライス

2014年11月18日

竹炭パウダー入りオムライス


竹炭パウダー(微粉末)を使うたハンバーガーが発売されたと聞いて、わざわざ大阪のバーガーキングさんまで食べに行っちょりましたぞね。別のハンバーガーチェーンならありますが、高知には同店は一つもなく、県外まで出かけて行かねばならないがです。けんど、実はこういう事は今に始まった事ではなく、これまでにも色々な店に出向く機会があったがですぞね。


その中で一番印象に残っているのがNINJA KYOTOというお店かにゃあ。店内には虎竹が丸竹のままディスプレイされちょって、まずビックリ!ちょっとした竹林のイメージを醸しだしています。ここは店名にもありますように忍者がテーマとなっちょりましたので、忍者が潜んでいる雰囲気作りやったのかも知れません。


そんな店内では自分が行った時には忍者の焼く竹炭クレープという真っ黒い色をした人気スイーツがありましたぜよ。けんど、どうして忍者が竹炭か、分かりますろうか?忍者といえば現代風に言えばスパイですろう。密命を受けて危険な任務に就く事の多かった忍者は、懐深くに炭粉を常に携帯していたそうながです。


忍者が炭粉?一体何に使うがやろうか?相手に投げつけて目くらまし...いや、色々考えてたりするのと思いますが、実は任務の最中、毒をもられたりする事もあったそうで、そんな緊急事態には解毒剤として炭粉を服用しよったと言うのです。こちらのレストランでは、そんな逸話から竹炭入りメニューを用意してお客様を楽しませてくれちょったがです。まっこと知らない話しでした、勉強になりましたぜよ。デドックスなどと言う言葉もない時代の話ですが、昔の人々は炭の効能をしっかりと知って活用されちょったようですぞね。


さて、自宅では竹炭パウダーはパンやクッキーなど、小麦粉に混ぜることが一番多かったがですが、先日は、ちょっと趣向を変えて竹炭オムライスなるものにチャレンジしてみたがぜよ。ううん...どうですろうか?黒いお米に、黒い玉子焼き、そこに赤いケチャップをかけてみましたが。確かに見た目には、これは素晴らしい!とは思う事は出来ないがです(笑)。これは日常的というよりも特別な時に備え、サプライズ用としておいておいた方が良さそうですぞね。













| コメント(0) | トラックバック(0)


真っ黒い竹炭バーガーとは?

2014年10月20日

バーガーキング竹炭バーガー


竹炭パウダーをご存じですろうか?簡単な話しが竹炭を微粉末にしたものの事ですぞね。十数年前やったら誰も知らんかったと思います。ところが、竹炭が燃料として以外の価値がある事が広く知られて、それまで圧倒的に有名やった備長炭に比べて数倍の機能があると分かると、知名度も人気も鰻上りになってしもうて今では信じられない気がしますけんど、何と竹炭や竹酢液の品不足となった時期があった程ながです。


丁寧に手作りしているモノ作りにとって、短期間に急に需要があるというのは決して有り難い事ではないですにゃあ。マスコミ等に取り上げていただけるのは、こじゃんと嬉しい事ですけんど、テレビの場合は一気にきますきに、作り手の方はしっかりと心しておかねば成らない事ですろう。ここで対応を誤ると、せっかくの認知度が逆効果になってしまう事もあるがぜよ。


竹炭の場合も爆発的な竹炭フィーバーは大変な事ではありましたが、ようやく落ち着いてから、すでに何年もの月日が流れ、山は静けさを取り戻し、前と変わらない生産風景となっちょります。あの嵐がやって来たような体験当時は色々ありましたけんど、それまでずっと見過ごされてきた日本の里山の大きな財産に、光を当ててくれたという思いはあるのです。


そして今ではすっかり竹炭が認知されて、消臭用、調湿用竹炭は普通に使われるようになっていますし、食品利用の方もどんどんと進んで、昔なら考えられないような大手コンビニさんで竹炭入り商品が並び、デパートや量販店に入っちゅうような一流ブランドの作る食品にも竹炭パウダーが使われるようになっています。


かつて「炭焼き職人さんには胃腸の悪い方はいない」そう、言われちょりましたがご存じでしたろうか?それはお腹の調子の悪い時には、炭をそのままガシガシかじっていたからなのです。なので竹炭微粉末は最近になって新しく出来たものではなく、実は昔から日本にあって民間療法的には重宝されてきた中の一つながぜよ。


少し前に全国誌の新聞に掲載されていたバーガーキングさんの竹炭バーガーは、期間限定販売が終了した後、再度人気があってか復活したものやそうぞね。竹炭入りの真っ黒パンにイカスミ入りの黒味ケチャップという、「黒」に、こだわったハンバーガーながです。まっこと職業病やにゃあ、こんな事を知ってしもうたら、四国に店舗が一つも無くて大阪まで行かんと食べられないと知っちょっても、どうしても行かずにはおれんがぜよ!


実はバーガーキングさん自体、名前は聞くことがあっても、今まで一度も行った事のないファーストフードのお店です。近くにないので仕方ないのですが、けんど、一口頂いて今まで食べたハンバーガー屋さんの中では、まっこと、本当にダントツで美味しかったですぞね!学生時代に大学近くの細い路地を入ったところにあった、手作りバーガーの店を思い出すような温かい手作りを感じましたちや。


竹炭は無味無臭で味には、そんなに大きな関係は無いので、もともとハンバーガー自体が素晴らしいがと思うがです。お近くにお店がある方は是非「竹炭」を体験されてみとうせよ。













| コメント(0) | トラックバック(0)


ややっ!?竹炭皿

2014年9月23日

竹炭皿と間違えた器


あれはいつ頃の事やったですうろか、まっこと驚いた事がありましたちや。最初見てハッとしたがです、何と竹炭皿が使われちゅう!?まっこと実際に使われちゅうのを見るのは初めての事でしたので、目をゴシゴシこすって、改めて見てみました。そしたら、あれれ、間違うちょったようですちや。竹炭皿に似た真っ黒い皿にヨーヨーがのせてあるだけでした。


ええっ!?ヨーヨーではない...?


ああ、なるほど、なるほど、これがマカロン言うて、一時期ワイワイ言われよったお菓子の事ですろうか。まっこと色々なものが流行るものですちや。


まあ、お菓子の事はさておいて、この黒い長方形のお皿は陶器でしたが、やたら重たく、軽く叩くとキンキンと金属のような音がしよりましたので、もしかしたら焼き物でも、ちっくと特別な製法のものかも知れません。けんど、横に入った細かい縞模様や深い黒色が、そして、大きさまでもまっこと竹炭皿に良く似ちょりましたぜよ。


竹炭皿は長いものでしたら30センチの長さのものがあって、料理などの盛り付けに使うと結構面白いと思うがですが、竹炭は焼くと2割程度は縮んでしまうがです。だから、材料の段階で結構大きな竹やったとしても、焼き上がりは想像より小さな皿にしかなりません。しかも、土窯で1000度の高温で焼き上げますので技術的にも難しく、割れたり、極端にねじれたりするものを除くと、本当に良いものは少ししか焼き上げる事ができんがですぞね。


綺麗に焼き上げられた竹炭は銀色に輝き、この陶器の皿と同じようにキンキンと金属のような響きぜよ。扱いが大変やし皿というても使える料理は限られちょりますが、野趣あふれる雰囲気で、使い方によっては面白いお皿やと思うがです。













| コメント(0) | トラックバック(0)


ポーラス竹炭と言う考え方

2014年5月13日

孟宗竹林


「ポーラス竹炭の作り方」というDVDを頂いたのは随分前の事ながです。放置竹林の有効活用を目的として焼かれる竹炭でもありますので、虎竹の里でも竹林管理の一つの手法として考えれたらと思うて、自分も社内でも観てみましたけんど、それっきりになっちょりました。


ポーラス竹炭火付け


大きな理由の一つは、そのユニークな焼き方。竹林の生い茂る中で間引きした竹を積み上げながらそまま火をつけるがです。竹は油分の非常に多い植物なので火力は木とは比べものになりません。最初は小さな火なのですが、またたく間に大きな炎となり、もうもうと煙が立ちのぼりますぜよ。まっこと知らない方がご覧になられたら山火事かと思うほどぜよ。


竹林の中の炎


ポーラス竹炭を提唱されるのは南伊豆で竹炭を焼かれよります山本剛さん。昔から筍の収穫などで竹を扱い、大きな孟宗竹を伐り倒した現場で焼かれて来たと言われます。その場で焼くので運ぶ手間もいらず合理的やにゃあ。そして、どれだれ大きな炎となっても竹というのは水分を沢山含んでいて、竹林自体の湿度も高く、今まで50年間もの間何度となくこうやって火を焚くけれど、竹林で青々としている竹に火が付いた事はないそうながです。


竹林でのポーラス竹炭焼き


前に頂いたDVDの中でも竹林の中の安全性の事は再三言われよりましたが、実際にこの目で見てみたくて山本さんの竹林にお伺いしたがぞね。けんど、こうやって遠くから見ても、この火の大きさ、ちっくと危ないように思うても不思議ではないがです。ポーラス竹炭を焼く時には、一応地元の消防署には届け出をされちゅうそうですが。それは、そのはずですろう。知らない人がこの炎や煙を見たら、きっと山火事と思うて大騒ぎになると思うがです。


竹林での水源確保


このポーラス竹炭の大事な条件に水がありますぞね。竹を焼き過ぎると灰しか残らないので、炎があがっている早い段階から水をかけて火を抑えていくがです。


ポーラス竹炭消火


まだまだ燃えさかりよって赤々となっている所に放水します。竹の火は強く高温ですので表面に水がかかった位では完全に消えませんぞね。温度が下がらないと後で又燃え出す事もあるので、クワで竹炭を寄せてきてかき混ぜてては水をかけ
また、かき混ぜては水をかけてして消火されよりました。この作業がしっかり出来ていないと竹炭の持つ熱で火がおこり、竹炭として残るどころから全て灰になってしまうそうながです。


ポーラス竹炭


燃えさかる火の端から少しづつ、少しづく竹炭が出来ていきます。同じ竹炭でも精錬度の高い飲料水や炊飯用の竹炭とは性能が全く異なり、このポーラス竹炭は「porus」つまり多孔質という言葉通り、穴が多く微生物の働きによって土壌改良剤として使える竹炭となるがです。農業用として、どんな作物を育てる場合にも有効やと言われます。を間伐したその場で集めて、竹炭に焼かれるのなら、山から重たい竹を運び出す労力と時間はかからないし、竹炭が畑で利用されるならほんの少しでも収入になるかも知れませんし、美味しい農作物を通して人のお役にたてる事ができる。すごい可能性を秘めた竹林管理の方策ではないかと思うがです。


山本さんに初めて会うてお話を聞いた時には、ポーラス竹炭は竹炭の焼き方や種類の事かと簡単に思いよりましたが、継続的に利用する事が可能な唯一の天然資源とも言われ、無尽蔵とも思える放置竹林を有効利用して美しい里山を残していく方法。その一つの可能性として生み出される竹炭を農業や生活に活用して循環させていく、そんな大きな営み、人の暮らし方、考え方そのものの事やと知ったがです。














| コメント(2) | トラックバック(0)


コミベーカリーさん竹炭クッキー

2014年5月 1日

竹炭クッキー


竹炭パウダーを使うて焼き上げた竹炭クッキーが届きましたぞね。作られたのは高知で、こじゃんと有名なコミベーカリーさん。竹虎の社員の中にもファンがいっぱいおるがですが、特にチーズケーキはワンホールを一人で食べられると話しが出るくらい、まっこと美味しいケーキやパンを作られゆうがです。


そんな会社様が焼くクッキーですきに、なかなか味にこだわられちょりますぜよ。竹炭微粉末を入れすぎると食感がザラザラした感じが残ります。けんど少ないと色合いが今ひとつハッキリせんがです。そこでコミさんでは黒ごまを使うて綺麗な黒色をだしつつ、食味にもこだわった作りをされちゅうようですちや。


竹炭パウダーは大手メーカーさんが商品化した事があって、その後に一時の流行で終わるかと、ちっくと心配した事もありますけんどあれから数年経ってすっかり定着した感があるがです。食べる竹炭の事が話題になるたびに、炭窯の前に腰をおろし胃腸の調子が悪い時には炭をかじると話されよった、あの職人さんを思い出しますちや。昔から伝わってきちょった山の知恵が見直されちゅうようで、まっこと嬉しい気持ちですぞね。













| コメント(2) | トラックバック(0)


炎の不思議

2014年3月13日

竹炭


その日は冷たい小雨が降りよりました。温かいイメージのある高知ですけんど山間部に入っていくと、今でも雪が残っちゅうくらいかなり気温が下がり肌寒い事もあるがですぞね。坊主頭ですきに濡れると、こじゃんと余計に冷たいがですちや。タオルで頭を拭きながら竹炭窯のある炭小屋に入るがです。


火と言うのは不思議なものです。大きく燃え上がる炎は恐怖心を覚えることもありますけんど、静かに炭火で燃える炎は妙に安心感があるがです。フッーと息を吐いたてしゃがみ込むと自然と心が落ち着いてきてます。職人さんとも、つい長話をしてしまいますぞね。


竹炭窯の取材


今回テレビ東京さんの取材をしていただいて、一番嬉しかったのは地元の小さな竹炭窯を撮していただけた事ちや。日頃、あまり前にでる事のない竹炭職人さんと竹炭窯にはじめて光を当てていただいた思いですぜよ。たぶんテレビをご覧になられたお客様自身も、今まであまり見たことのない土窯の様子には少なからず興味を持ってご覧になられたのではないですろうか?


竹炭窯テレビ撮影


そして光が当たったのは竹炭職人さんだけでなはく、実は焼き上がった竹炭そのものにもやったです。取材の方はテレビカメラで綺麗に撮影できるように、手持ちで明るく照らす事のできる照明器具を携帯されちょりました。その灯りで炭窯の中を照らして頂くと、まっこと、いつも自分達が見ているのは違う世界みたいぜよ。そんな風に言うと大袈裟かも分かりませんけんど、なかなか新鮮な気持ちで見させていただいたがです。


土窯竹炭


取材いただいた竹炭窯は規模も小さく、ご夫婦でコツコツと焼きあげられゆう昔ながらの土窯やったがです。最高級竹炭に比べると低温で焼かれる竹炭窯ぞね。けんど今回、取材の方々も交えて普段あまり聞く事もない、炭窯の話なども職人さんとしながら長い事過ごさせていただいて、改めて竹炭を焼き上げる苦労や大変さを痛感しましたし。焼き続ける竹炭への深い愛情のようなものを感じる事ができましたきに、冷たい雨の中、心はぽかぽかになっちょったがです。













| コメント(2) | トラックバック(0)


山の竹炭窯

2014年2月21日

竹炭窯


竹炭が人気になった理由として、電子顕微鏡で見ないと分からないような小さな孔が木炭の数倍と言う事で、その効果が高かった事。そして、竹は植林などしなくとも、また肥料や人手をかけなくとも毎年どんどん生えてくる成長力から継続利用できる資源だと言う事。主な原料となっちょります孟宗竹は近年伐られる事もなくなり、材料として身近に沢山あった事などが主にあげられるがです。


十数年前までは木炭専門でされていた地元の窯でも、材料の豊富にある孟宗竹を使うて消臭用などの竹炭を焼いて頂きよります。小規模な炭窯で焼き上げる竹炭は比較的に低温ではありますものの、アンモニア臭などの消臭効果や調湿効果に優れた竹炭で、部屋に置く、置き炭として皆様にご紹介させていただきゆうがです。


炭窯と一言で言うてもその焼き方やノウハウは実に様々で、職人さんによりそれぞれ色々な方法があって、見学させていただくのは、まっこと(本当に)面白いものながです。竹は中が空洞になっちょりますので、そのまま窯入れするのではなく、縦に割ってこじめてから窯立て(窯入れ)していきますが、この竹割の方法一つ取っても大掛かりに機械で割る窯元もあれば、機械割の原理をそのまま手動にして2人がかりで手割りされる所もあります。


今回お邪魔しちょった窯では電動鋸で切り割りしよりました。太い孟宗竹を鋸に当てると大きな音をたてて切りくずが舞いますぞね。焼き上がった竹炭だけを見よりましたら、こうやって丸い竹を割って均等な幅にしてから焼き上げている事ももしかしたら分かりづらい事かも知れませんけんど、窯に入れる前にも職人さんの、こんな大変な仕事があって、綺麗な竹炭になっちゅうと言う事も皆様に知っていただけたらと思うがです。













| コメント(0) | トラックバック(0)


竹炭窯に亀?

2014年1月 8日

竹炭窯


竹虎は今年で創業120年を迎える事ができました。仕事を続けられるゆう事は誰かに求めていただき続けちゅうという事で。こんな長い間、四代にわたって皆様にご支持いただく事を考えたら、考えるほどに、まっこと感謝の気持ちで一杯になるがです。改めて皆様、本当にありがとうございます!


そんな長い社歴だけはある竹虎ですけんど、もともと創業した明治27年当時は竹虎という屋号ではなかったのはご存じでしたろうか?おまん、小さい竹屋の事など知らんぞね~。そんなお声が聞こえてきそうですが、実は大阪は天王寺で竹材商としてスタートした時には竹虎ではなく「竹亀」という屋号やったがぞね。


それが竹屋を続けていくうちに日本唯一の虎竹ばかり扱うようになり、全国の竹屋さんから自然と「竹虎」と呼んでいただくようになって、竹業界でも「山岸竹材店」の名前はご存じない方でも「竹虎」の名前では知っていただけちゅうのではないかと思うちょります。戦後は竹虎の屋号に変わっちゅうですきに、竹虎になってかれこれ70年ぜよ。けんど、それだけに「虎」には当然愛着を感じてはおりますけんど、実は「亀」にも愛着を感じちゅうがです。


そこで、竹炭窯に亀がおった...?言うけんど一体どこにおるがぜよ。そうです、そうです、本当の亀が歩きよったワケではないですぞね。窯の奥には排煙工があって、窯の上の煙突に繋がっちょります。その様子を見るのには竹炭窯の上に上がるがですけんど、上にあがってみたらちょうど窯部分の上が楕円形に盛り上がっちょります。これが亀の甲羅のように見えるがぜよ。


窯は最高級の竹炭を焼き上げるのにもの凄い高温になります。あまりの熱でヒビ割れする事がありますけんど、そこには細かい土を盛って補修されちゅうがぞね。それが又亀の甲羅の模様にも見えてきて、いやいや、何ちゃあないけんど妙に嬉しい気分ちや。亀は万年言いわれます、これは春から縁起がエイがぜよ。













| コメント(0) | トラックバック(0)


<<< 4  5  6  7  8  9  10  11  12  13  14


このページのトップに戻る
お客様の大切な個人情報(ご住所・電話番号・メールアドレス等)を業務以外に流用しません。
個人情報の取り扱いについて
虎斑竹専門店竹虎トップに戻る

Copyright (C) 1997-2020 taketora. ALL rights reserved.