平成最後、1985年から続く竹虎年賀状

2018年12月27日

猪


来年2019年の年賀状枚数は24億21万2000枚だそうです!枚数だけを見ると想像を絶するような数です。全人口で考えますと一人当たり24枚くらい受け取る計算になりますが、実は年々年賀状を出さなくなる傾向が続いていて前年を7.2%も下回る予想だそうです、そう言えば自分の周りにも出さなくなったり、今年から止められた人もいたりします。


ただし、自分の1985年から続けている写真付年賀状は新春の国民的なトレンドがどうあれ、まったく関係無く来年からもお届けすることは決まっています(笑)


日本唯一の虎竹


以前でしたら一ヶ月前には完成して、ゆっくりと手書きのメッセージができる余裕もありましたものの、年を追うごとに遅れ気味となり今年なども印刷上がりが23日、タックシールを速攻で貼って投函が25日ですから慌ただしいです。時間の無さに振り回されて年賀の内容も二転三転...12年前の亥年に出した「まだまだ、うり坊」を使って同じ万座毛に行って同じポーズで撮るつもりでいた所、ふと出社した社員に猪の絵を描いてもらう事を思いついてお願いしたら何と!ビックリするような上出来なリアル猪が上がってきました。


筍


実は猪が竹林ではあまり好かれる動物でない事をご存じでしょうか?近年竹林では筍の食害が目だっています、子供の時には可愛いウリ坊も少し大きくなっただけで凄い迫力です。しかも集団で行動して鋭い嗅覚とパワーショベルのような力で土を掘り返し筍を食べていきます。


山の職人によれば、大きくなりかけた筍を遊び半分で折る事もあるそうです。それは、きっと違うだろうとは思っていましたものの、実際竹林に入ると無残な姿を見かける事もありました。そんな猪ですけれど、日本唯一の虎竹同様に自然の中で精一杯生きているのは同じです。食害は確かに問題ではありますけれど一旦置いておいて、彼らの人をも怖じけさせる覇気や突進力は見上げたものです。


竹虎四代目


そんな事を思いながら、この絵に合わせたポーズを撮ろうと大急ぎでやっているうちにリアル猪とのバランスがどうか?となりました。社員も同じように感じたのか竹虎四代目のポーズに合わせた最高の猪を新しく描いてくれたのです!


今までの歴代30枚の年賀状はコチラでご覧いただけますが、いよいよ平成最後となりました2019年の年賀は今までのテイストとは一味違うできあがりです。まあそう言いましても、もう数日後にはお届けも出来ますし例年通りウェブサイトではトップページで公開予定ですので、お楽しみに!














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「しかし、暑い...」温暖化?歳末とは思えない虎竹の里

2018年12月24日

竹虎四代目(山岸義浩)、虎竹の里


虎竹の里の竹は土佐藩政時代には山内家への年貢として献上されていた竹です。今まで何度か他の地域に移植した事がありますが不思議な事に虎模様が出来ません。土中にある特殊な細菌の作用とも、高知特有の強い潮風とも又寒暖の差なども色付きの理由として言われます。気温の変化は美味しいお米ができる条件です、同じイネ科の竹が品質面で何らかの影響を大いに受けていることは十分考えられます。


「しかし、暑い...」


今年も残すところ1週間となっているというのに、この暖かさは異常です。暦を持っている人間ならいざ知らず、竹達にとっては今は一体いつだと思っているか?そして伐採のシーズン真っ只中、今年の竹の色づきはどうでしょうか?


日本唯一の虎竹


先日の30年ブログでは牧野植物園のキンメイチクの開花をお話しいたしました。虎竹の命名の父は高知の産んだ世界的な植物学者牧野富太郎博士なので、牧野植物園とは非常に縁が深いのです。そのご縁で虎竹の里から移植されたのは、高名な建築家、内藤廣氏によって新しい施設が建てられた20年近くも前の事です。ところが、その後お伺いする度に観察に行く虎竹はどうも元気がありません。やはり、土壌が違うのか?段々と勢いがなくなり色合いも褪せ、現在では普通の淡竹に戻ってしまっています。


虎竹ランチボックス、弁当箱


大阪天王寺で竹材商を営んでいた竹虎初代宇三郎が100年前に出会い、二代目が本社を虎竹の里に移すほどにまで惚れ込んだ土佐虎斑竹。虎竹の里でしか色付かない不思議さはずっと自分達を魅了し続けています。














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新しい袖垣で迎春準備

2018年12月21日

虎竹角垣、袖垣、玉垣、竹垣


袖垣をご存じでしょうか?和風の住宅や庭が少なくなりましたので若い方の中には見た事もないという人ばかりかも知れません。ちょっとした目隠しのために玄関脇や庭に据え付けられていたもので、竹虎では最盛期には10トントラックに満載して県外に毎週のように運んでいました。


虎竹角垣、袖垣、玉垣、竹垣


しかし、その後生活様式の変化と安価な海外竹製品が入ってくるようになり、今までの既成サイズの製造は極端に少なくなりました。


晒竹、白竹角垣、袖垣、玉垣、竹垣


冬の風物詩と言うくらい白竹(晒竹)の加工もしていましたので白竹の玉袖垣もあります。袖垣の肩部分が丸く曲線になっているのが玉袖(たまそで)垣で両方の柱真っ直ぐなのが角袖(つのそで)垣です。


虎竹角垣、袖垣、玉垣、竹垣


屋根付の袖垣もあります。袖垣は庭で雨ざらしになりますので、このような小さな屋根があるだけで耐久性は随分と違うものです。


虎竹光悦寺垣


光悦寺垣は並べてみると幅によって異なるラインがよりハッキリと分かります。


片袖枝屋根付


先に出ました片袖枝屋根付の屋根を製作していました。竹林で伐採され枝打ちされた竹の小枝はこのような所に使われるのです、目立ちませんが大事な脇役です。このように竹は稈のみならず、根から枝、葉にいたるまで無駄なく全て活用できる素晴らしい素材でもあります。














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竹虎カレンダー2019

2018年11月30日

竹虎カレンダー2019


今年も残すところ後1ヶ月あまりとなりました。恒例となっています竹虎カレンダー2019は、この一年の感謝と来年もよろしくお願い致しますという気持ちを込めまして商品代金合計3,240円(税込)以上のお買い物していただきましたお客様にもれなくプレゼントさせて頂いております。来月末まで、先着2019名様限定、カレンダーが無くなり次第の終了となりますので何卒よろしくお願いいたします。


日本唯一の虎竹


来年はどんな年になりますろうか?


お節料理にはゴボウの芯を抜いた「筒ゴボウ」というものがありますが、これは向こまで見えて先行きの見通しが良いという縁起ものです。手入れされた日本唯一の虎竹の林も見通しという所では負けていません。伐採されなくなり荒れ放題の竹藪しかご存じない皆様が美しい竹林に来られて驚かれる事があります、しかし、もともと、竹林とは竹と人が作るものであり、見通しが良く明るい竹林には明るい来年があるのです。













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続・口をすぼめて使う箕について

2018年11月 1日

土佐箕、竹虎四代目


昨日お話しさせもらった箕が早速出来あがりましたので二つのを見比べてみます。


箕


もともと少しサイズをコンパクトに作っただけのものは土佐箕の作り方そのままですので全面を曲げて使用する事はできません。


別注箕


前面の丸竹を入れずに竹ヒゴも耐久性を考えたギリギリまで薄くした箕は、このように曲げて口をすぼめる形で使う事ができます。


箕


片手に箕を持って腰にこのような当てながら中身を容器に移さねばなりません、毎日の仕事で繰り返し使用されるためには十分な柔らかさとは言えないのかも知れませんが土佐箕では限界です。使い勝手と強さを両立させねばならず何度か編み直しもありました、今回の箕製作では改めて別注の難しさを感じています。














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日本唯一の虎竹、竹のサンクチュアリ

2018年10月16日

日本唯一の虎竹林


「うわーっ、これはヤバイ!」


後ろからついて登ってくる方の弾んだ声に思わず振り向きます。目がキラキラ輝いて、ワクワクされているのが伝わってくるので嬉しくなります。しかし、虎竹の竹林はまだ見えてきたばかり、これからなのです。


日本唯一の虎竹


「本当に明るいですね!」


普通の竹林は手入れされず間伐もされていませんので竹の密度が高すぎて薄暗いところばかりです。風通しも悪く湿り気を感じてしまいますが、本来人の暮らしと共存してきた竹の本来の姿はこのようなものだと思います。


「皆さんがいつも見ているのは竹藪、これが竹林です」


虎竹林の中に入ってもらいました。下を流れる川のせせらぎと小鳥のさえずりが聞こえます。


「朝は品川にいて、今は別世界だ」


竹林の撮影


さっそく撮影をはじめたカメラマンが一言。


「一日中撮っていられる...。」


こうしてお越しいただくカメラマンの方は実に様々な場所に行って、色々な所を撮っているので知っている場合が多いのです。それなのに、こうして言っていただけるのはお世辞半分だとしても(とても、そんな風には思えないけれど)虎竹の里がいかに特別な竹のサンクチュアリだと言うことを改めて思うのです。

















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不思議な虎竹と「大創業祭」

2018年10月 8日

日本唯一の虎竹


虎竹は本当に不思議な竹なのです。たったの1.5キロの間口しかない谷間の内側ででしか成育せず、麓から頂上までは竹があるが、峠を越えると竹が全くなくなってしまうので昔ながらの山道を歩くお遍路さんも驚いてしまいます。


日本唯一の虎竹の里


京都大学から二回に渡って研究に来られた先生がおられるのですが、虎模様の原因は土中の特殊な細菌とも言われるし、台風銀座、高知特有の強い潮風など気候風土とも言われるが今でもハッキリした事は解明されていなのです。


竹虎四代目


この虎模様の竹に魅せられて、大阪は天王寺から遠くこの地に曾祖父宇三郎がやって来たのが100年前。それまでも土佐藩に年貢として納められていた地域の特産を全国に売り出したい、美しい竹に惚れ惚れして歩み始めた困難な道でした。しかしそれは、さぞ面白くエキサイティングな人生であり、竹の道だったに違いありません。


竹虎社員1960


いよいよ本日限りとなった竹虎本店での「大創業祭」、お客様はもちろんなのですが若い社員一人一人にも虎竹の里の歴史にも思いを寄せて欲しいと思って開催する事にしたのです。













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竹虎大創業祭、本日より3日間開催します。

2018年10月 6日

50年近く前にご購入いただいた水車小屋オルゴール


「50年前に竹虎さんに購入した商品ですが、修理お願いできますか?」


ええっ!?50年...?そんな前から使い続けて頂いているのかと本当に驚きましたが竹虎本店がオープンしたのが昭和45年(1970年)3月でした。今から48年前の事になりますから、お客様は本店が開店した当初にお求めいただいたものだと思います。木と竹を使った水車小屋のミニチュアです、実はただの飾りではなく中にオルゴールが内臓されているので捨てられずにずっと持たれていたとの事でした。


竹虎本店g


当時の店はこのような感じ、竹細工の販売というよりも虎竹の里の地域の方々や山の職人、内職さん、社員に自分達の日本唯一の虎竹が全国でこのような素晴らしい製品になっていくのだというのを知ってもらいたい、誇りを感じてもらいたいという祖父の思いが一杯詰まった店舗でした。


こんな竹の使い方見た事あるでしょうか?屋根の看板の上には、根から掘り起こした極太の孟宗竹を堂々と掲げています。そしてカラーでないので分かりづらいのですが店舗の全面、両面には虎竹、真竹、黒竹、竹穂、杉皮といった色々な素材で飾られていて、この建物自体が展示品となっていました。


竹虎石碑


今では当時の店は無くなり数年前に更地にしましたので本社前に移動させて残っている石碑だけが当時を偲ばせるものとなっています。


竹虎本店


しかし、二代目義治の作った店舗はお陰様で日本最大級と言われるほど規模を大きくし観光バスなども頻繁に立ち寄っていただける竹製品、竹細工専門店となったのでした。


竹虎本店


竹製品をあまり使わない時代となり、観光も大型バスから個人のマイカーが主流となりました。


竹虎本店


高知県にも様々な観光施設が増えると共に竹虎本店の役割も随分と変化してきています。


竹虎本社、竹虎四代目


店舗面積も小さくなりましたが嬉しい事にインターネットでご覧になられたお客様が実際の商品を見たいと海外からわざわざ来られる事もあります。竹虎は創業が明治27年ですから今から124年前の事です、株式会社に設立したのは大阪天王寺の工場から日本唯一の虎竹の里に本社を移して数年後の昭和26年10月6日。


竹虎本店


大創業祭はこの会社設立の記念日に合わせて、本日10月6日から3日間開催させていただきます。感謝の気持ちで心ばかりではありますが特別なプレゼントや今まであまり出来なかった現品限りの特価販売なども予定しています。このように長く営業を続けてこられましたのは皆様のお陰です、まっこと(本当に)ありがとうございます!

















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竹虎インターンシップ2018動画を緊急製作

2018年8月30日

竹虎インターンシップ2018


竹虎インターンシップも今年で18回目となっています。最近では学生さん達と一緒に竹林に行ったり、内職さんを周る時に何かお話しさせてもらったりというような事は、あまりできなくなっていました。


竹虎インターンシップ2018


しかし、暑い中、現場でも楽しそうに頑張る若い力を見ていてウズウズしてきます。


竹虎インターンシップ2018


例年通りインターンシップ生のウェブページ作成実習があります。


竹虎インターンシップ2018


ページの一部分に動画を入れる事になり、自分もついでに参加させていただく事にしたのです。高知県内の学生さんでも、多くは県外から来られていたりしますし、また反対に東京、大阪の大学生でも実家が高知にあるので竹虎インターンシップに参加してくれている学生さんもいます。そこで、選んだ場所は高知の観光名所、桂浜にしました。


竹虎インターンシップ2018


ある程度構想があるのですが、その場で考えて撮っていきます。明るい笑顔が楽しい動画を作ります。


竹虎インターンシップ2018


2週間のインターンシップ期間、まったく関わる事ができませんでした。カンカン照りの桂浜で、ここぞとばかりに竹虎四代目の力の入った指導が続きます。


竹虎インターンシップ2018


しかし、竹虎の社員はエライ。こんなプレッシャーで良く撮れると感心します、自分なら出来ません。


竹虎インターンシップ2018


暑さもあるので撮影は短時間で済ませねばなりません。一頃より風も心地よく、陽射しも柔らかい感じになった気がしますが熱中症などなれば大変です。


竹虎インターンシップ2018


思ったより早く切り上げる事が出来ました。さて、どんな動画になるのやら?お楽しみに。

















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虎竹の里伝説「霜が降りると虎竹の模様が出る」

2018年8月11日

  雪の虎竹の里


来週の第11回世界竹会議メキシコ(11th World Bamboo Congress Mexico)でお話しさせていただくテーマのひとつに温暖化があります。自分の小さい頃には雪合戦ができるほど雪が降り積もることもあった虎竹の里ですが、そんな事は遠い昔の事、今では雪が降った年を思い出す事も出来ません。


虎竹の里の雪


虎竹の里には昔から古老の言い伝えのようなものがあり「霜が降りると虎竹の模様が出る」と言われていました。実は、虎竹が沢山伐り出されている数十年前には、あまり真剣には聞いてこなかったのですが特に近年、虎竹の虎模様が付きにくくなっている事から気温の高さが虎竹に与える影響を明確に感じています。













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