玄関が料亭になるろうか?

2014年7月29日

黒竹玄関すのこ


以前、お客様から商品のご感想をいただいた事があるがです。「ちょっと料亭っぽい感じです」料亭と言うたら自分などあまり縁がありませんけんど、高級感があるのはもちろんの事、格式も感じさせてくれるお店をイメージしますぞね。それほど、この黒竹玄関すのこをお気に召していただいちゅうと、こじゃんと嬉しく思った事ながです。


高知は虎竹ばっかりでは無いがですぞね、細く真っ黒な竹、その名も「黒竹」の産地でもあります。温かな陽射しの差し込む海沿いの山々に黒竹は多く生えちょりますが、その竹を一本一本大切に油抜きして矯め直し、真っ直ぐな竹に仕上げてこそ、この黒竹玄関すのこは端正な作りとなり、皆様にご満足頂ける出来映えになるがですぜよ。


簀の子の踏み心地


見た目の美しさは当然ながですが、黒竹玄関すのこの本領を発揮するのは何と言うても足をのせた時ですぞね。竹をズラリと並べた簀の子の踏み心地をご存じの方も多いかと思います。細い竹の太さを揃えた足裏への心地よい刺激が何ともたまらず、この感触を外に出かける時、そして又、帰って来た時、行き帰り往復で味わえる贅沢と言うたらありませんぜよ。まっこと外に行くのも、自宅に帰るのも楽しみになってくるがやき。


玄関すのこと竹虎四代目


いやいや自分など、たまにこうやって玄関先に座りこんで、暫くこの足当たりの良さを感じ続けたい気持ちになる程ながぜよ。そうそう、休日などは掃除ついでに座りこんで、玄関で読書タイムとなる事もありますきに、まさにピッタリながですちや。


繋げた黒竹玄関すのこ


この黒竹玄関すのこには別誂えのお問い合わせも多いがです。玄関だけでなくてベランダやお庭など色々な所で御愛用いただきますきに、それぞれのご家庭のサイズがあられるがですぞね。そして、一枚だけで使うのではなくて、何枚か並べて使う場合にも自然の竹を使いながらも。黒竹を厳選して太さや矯めをしっかりしちょりますので違和感ないがです。


いつの時代の物やったか?竹で月見台を造られちゅうのを何処かで拝見した事があります。敷き詰められた竹が、まっこと雅な趣やったですけんど、昔でも現代でも風流人の気持ちは変わる事はないがやにゃあ。ほんのちっくとだけ分かるような気がしてくるがです。













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仕事机にも食卓にも

2014年6月28日

虎竹手付きミニ籠バック


自分達のより上の世代の方やったら懐かしく思っていただける、お母さんが近所へのお買い物によく使われちょった手提げ籠バックを手の平サイズに小さくした可愛い小物入れが出来ちゅうがです。名前は虎竹手付きミニ籠バックとしていますが、虎竹は英語にしたら「tiger bamboo」となりますきに、海外で小物入れなどは「box」らしいきにtiger bamboo boxやろうか?ミニ籠バックよりボックスの方がしっくりきますにゃあ。


まあ、それはさておき、このミニ籠バックの使い方は小物入れとしてが一番エイですろう。お仕事のデスクでは携帯電話やメガネ、電卓、もの差し、ペンなど、こまごました物を入れてお使い頂けるかと思うちょります。食卓ではテーブルの中央に置いちょって調味料入れに丁度ですぞね。持ち手もありますので、こじゃんと(とても)便利ではないかと思うがです。


竹は昔からずっと生活の中で使われてきたがです。現代の暮らしで見かける事が少なくなったものの、それは忘れられちゅうだけではないろうか。ひとつ竹がテーブルに置かれると優しい雰囲気があふれだし、その周りに笑顔ができる、そんな竹でありたいにゃあ。













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そろばんの玉型の竹照明

2014年3月17日

竹照明


「そろばんの玉みたいやろう?」階段の上に吊り下げられた竹照明は、玄関から見上げる分には気づきませんけんど二階に上がらせてもろうて横から目線を変えて拝見すると、ありゃあ、まっことぜよ。そろばんの玉に変わらんがちや、面白いもんやにゃあ。


職人さんを振り返ったらニコニコと満面の笑み。モノ作りをされる方は年齢に関係なく、こんな時には誰でも少年、少女のような顔になっちゃある。自分もつられて遠い昔の笑い顔になっちょりますろうか?


竹灯り


そろばんの玉型をメリハリの効いた印象にしちゅうのは、照明の胴部分と口部分にワンポイントで使われている虎竹ですぞね。まっこと少しの事ながですが違う色目の竹を使う事によって、全体の見栄えや高級感がまるで違うてくるがです。


虎竹と白竹の照明


別の場所にも、もう一つの竹照明が使われちょりました。白竹と虎竹を組み合わせて編まれていますが、年期がは入って竹の色合いが段々と良くなりゆう感じがエイがです。


竹と灯りというのは、つくづく相性がエイと思うがぜよ。日本人の感性にもピッタリ合うちゅうと言う事ですろうか?昔から竹は照明器具に、こじゃんと多用され、色々な形のものが作られてきたがですが、魅力は何というても、照明器具そのものの優しい光と影。そして、そろばんの玉型の竹照明のように、竹ヒゴが織りなす模様が天井や壁を飾ると、これが、たまらんほど美しいがです。













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朱色の間仕切り竹簾

2014年2月17日

間仕切り簾


お座敷を二つに別ける間仕切りなどにも竹簾は使われますぞね。日本の暮らしの良いところの一つは風通しやと思います。たとえば庭にしつらえる垣根にしても、他者を拒むような高く堅牢な塀ではなくてお互いが確認できるような格子の竹垣や生け垣が多くあります。また、庭と住宅との中間のような存在の縁側。そして、室内に入れば簾(すだれ)。境界線をしっかり示しながらも向こうの様子を伺うことのできるファジーさが日本文化の良いところであるように思うがです。


けんど、たかが簾一枚と思いますが、薄い簾を隔てた、すぐお隣は目で見る事もできるし、当然、話し声なども聞こえてくるものの、飲食店などで横のテーブルと簾で仕切っていただくと、心理的な距離と言うのは実際の距離とは比べられないくらい遠く感じる気がするがです。朱色に染められたモダンな竹簾は、かなり大きなお部屋の間仕切りにも使えるサイズ。ポイントとなっちゅうのは横一文字に入った色違いの部分ぜよ。けんど、ただ色合いが違うというだけでは無くて、妙に目を引く編み込みやにゃあと思いよりましたら、何と、普通なら1本つづの竹ヒゴを紐で縛るところを3本の竹ヒゴを捻って、まとめて紐で縛るという技を使うちょります。


よくよく見せて頂かないと分からないような、簾職人さんこだわりの編み込みぞね。「あっ何かエイ感じ、今まで見た事のない新しさやにゃあ」ご覧になられる方に、そう感じていただけたら大成功ですろう。実は、このような隠れた技術は竹細工に限らず、色々な手作りにありますろう。そして、それぞれ、ひとつひとつに作り手の強い想いが込められちゅうと思うがです。













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竹と和紙と灯りと

2014年2月 6日

竹照明


日本の家は木と紙で出来ちゅうと言われます。最近ではもしかしたら障子の無い住宅というのもあるかも知れんにゃあ。けんど、自分の小さい頃にはどこの家にも障子は普通にあって、新しく建つ家にもアルミサッシの窓の内側にはやっぱり障子やった。いつの間にか障子はカーテンなどに変わってしもうちょりますが、長い日本人と木と紙の関係は人のどこかに染みついちゅうものですろう。こんな竹灯りを見かけると誰でも懐かしさや、どこかホッと心が安らぐ気持ち良さを感じるがではないろうか?


竹灯り


竹が、こじゃんと素晴らしい素材やといつもお話させて頂くのは、真っ直ぐに伸びる直線美としなる柔軟性の曲線美を両方持っていて、人の身近にあり、軽く、加工しやすいもっと言うたら伐っても伐っても毎年どんどん生えて、たったの3ヶ月で親竹と同じ大きさになると言う神秘的とも言える成長力です。だから、作り手の技量や感性によって実に様々な形の編み方や竹灯りの形などもあるがぜよ。けんど、それがどんな形であったにせよ初めて目にするモダンさを超えて、古里に帰ってきたような安堵感を誰もが持つのかも知れませんぞね。


それにしても、この大都会のビルの中に突然現れたような竹の館。壁面や仕切り等いたる所に竹編みが使われちょって、食事の前にこれほど楽しませていただけるお店はそうそうないがです。砂漠を行く旅人がオアイスを求めるように、田舎者の自分は人混みに疲れたら、又ここに足が向きそうやにゃあ。













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ドアの向こうは一面の黒竹

2013年12月10日

黒竹


こりゃあ、まっこと意表を突かれた格好になったぞね。エレベーターのドアが開いたら正面の壁が一面黒竹になっちょりました。日頃、竹を沢山見ている自分でも思わず足を止めてしまう程の迫力。あまり広くもないエレベータホールですけんど、何ともシックで落ち着いた雰囲気が漂ようてまるで黒竹の竹林に彷徨いゆうような気持ちにさえなってくるがです。


エレベーターのドアが静かに閉まりますと、まっこと更にちょっとした異空間におるような感覚、圧倒的な竹の存在感に、せっかくの古都での時間を和のテイストでもてなしたいという気持ちの表れちゅうようで何となく嬉しゅうになってくるがです。


ズラリと太さを揃えた黒竹が整然と並ぶその前の竹籠に、ちょこっと活けた花と緑が映えちゅうが違う。これが竹の持つ力ながやにゃあ...。色々な年代の方が、それぞれの見方をされるかと想像しますけんど、海外から来られたお客様には、こじゃんと評判がエイがではないろうか?もし、この竹をそれほど気にとめず行き来される方がいたとしても「何となく心地の良い場所だなあ」そんな風に、きっとこのしっとりとしたような空気感は伝わっちゅうはずぜよ。


やっぱり竹はエイにゃあ...。改めて、つくづくその魅力と素晴らしさを感じるがですが。親元を離れた子供が、両親や古里のありがたさに初めて気づくように、虎竹の里から遠く離れた土地でこそ竹の持つ美しさや可能性に気づかせていただくのです。













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「好き」が伝わる竹細工

2013年11月 6日

竹色紙掛け


竹の色紙掛けや、短冊掛けなども、ちっくと前まではかなり色々な種類があったように思うがです。生活様式などの変化で、これらの竹製品の多くは姿を消しちょりますが、そんな中で見せて頂いた、この色紙掛けに全身しびれるがぜよ。


確か前にも一度拝見したけんど、やっぱり思う所は一緒ぞね。色紙掛けの紐で吊す部分に注目いただきたいがです。これは見るからに嬉しくなる創りやにゃあ。普通やったら、ただ紐をくくり付けて終わりそうな所を、わざわざ3つの竹パーツを使うて、それぞれを繋ぎ合わせて吊り提げられるようにしちょります。


これが竹への愛情を感じるしつらえちや。おそらく竹の格好のエイ所をもっと見せちゃりたい。もっと、もっと...そんな気持ちが作った竹のこだわりですろう。普通に製作するだけやったら紐をかけるのが当たり前ですきに、何ちゃあ考える事もなく他の細工と同じように紐をしていたらエイかも知れません。けんど、まっこと少しの事ですけんど、ここの紐の部分に竹をあしらうという事を初めて考えて、初めて作る方は竹に本気になっちゅう人ぜよ。こんな小さな事やけんど竹が本当に好きで、本物をつくりたいといっつも考えちゅう職人さんだけができる大きな一歩やと思うがです。













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ラーメン店の竹シェード

2013年10月10日

竹シェード


竹はどこにあるがやうろか?竹細工は最近見なくなったにゃあ。などと声を聞く事がありますけんど、その実、竹が周りから少なくなった言う事もありますけんど、竹に関心が無くなった言う事もあるかも知れませんぞね。


たとえば、ふらりと入ったラーメン店。こうやって上を見上げたら何と年期の入った渋い竹のシェードが使われちゃある。この下で今まで何人のお客様が、フーフー、、、ツルツル、、、舌鼓を打ったか分かりませんけんど、この格好のエイ竹細工に気がついた方は何人おりますろうか?


は日本人にとっては、こじゃんと身近な素材でずっと昔から生活の中にとけこんで来たモノの一つ。ちっくと皆様の頭から離れがちになっちゅうのは、ほんのここ数十年の事ながです。だから、周りを見回してみとうせや。おまん(あなた)に、気づいてもらいたい言うて意外と近くに竹があるかも知れませんぞね。いやいや、きっとあるハズですぜよ。


 












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竹のティッシュカバー

2013年10月 8日

竹ティッシュカバー


もう30年も40年も前の事ですきに、はるか昔のお話ではありますが、竹の身の部分を丸型や楕円型にくり抜いちょって、そのパーツをビーズ細工のように細い紐でつなげて作る、ちっくと変わった竹細工が人気やった事がありますぞね。子供心にも覚えちょりますが、当時は母も祖母も親戚のおばちゃん達もまた、取引先や社員、職人さんのお宅でも女性の方はこの細工で製造した竹ハンドバッグや色とりどりに塗装された竹ショルダーバッグを持っちょりました。


そうそう、そう言うたら細い丸竹の節の部分を避けて同じサイズに切断して、円柱形になった竹に細い紐を通して作った暖簾やスイッチ紐なども、この頃に圧倒的な人気商品やったように思いますぞね。まあ、今では暖簾など一般のご家庭では見かけませんし、スイッチ紐も住宅からは姿を消しちょります。


なので久しぶりに、このティッシュカバーを拝見したときには思わず声をあげてしまいましたちや。まっこと、まだ現役でお使いいただきゆうご家庭はあんまり無いがではないですろうか?さすが昔ながらの竹職人さんご一家やにゃあと感心するがぞね。


けんど、改めて今手にとって見てみたら、これが、こじゃんと格好がエイですちや。だんだんとお客様の志向が変わってきて、取り扱う事もなくなった竹バッグですけんど、時代が一回りしてきたがかにゃあ?モダンな印象さえ感じるような古くて新しい竹製品ながぜよ。


「一個持って帰り...」


奥さんが新品を出してきて持たしてくれましたちや。こりゃあ、お宝頂いた気分ちや。また一つ思いのこもった竹製品が増えたがです。













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斬新な竹マガジンラック

2013年9月17日

竹マガジンラック


このユニークな形には、まっことビックリしましたちや。こんな竹製品がリビングあると思うだけで何やらワクワクしてくるがです。


マガジンラックとして作られちょります。リラックスする居間にはついつい新聞やら雑誌やらが増えてきて乱雑になりますきに、市場かご始め竹籠はいくつか置いちょりますがこんな楽しい形は、さすがに無いがです。今、愛用している竹籠たちももちろん、大好きな素材感、編み目の美しさがあってそれだけで大満足ながです。


マガジンシェルフ


けんど、「もう二度と作る事はないです...。」こう製作された職人さんが言うくらい完成まで苦労されただけあって、この面白みのあるフォルム、存在感は別格やにゃあ。立てても、横にしても使えるので気分によって使い方や見栄えにも変化が付けられそうちや。このような作品は、どちらかと言うと門外漢の方の発想ぞね。ずっと竹一筋にやってきたモノ作りの方からは、なかなか出来にくい意欲的な竹編みやと思うがです。竹の世界にも、こうやって若い感性が刺激となり、ちっくとづつ変わっていくがかも知れませんにゃあ。













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