K+ 2011年11月24日号 vol.59

新聞掲載
高知新聞社発行の高知で暮らす女性たちの応援紙、K+のTOSAMONOのコーナーで、棕櫚箒(シュロほうき)が掲載されました。これからの大掃除の季節にも楽しく使って、シュロが短くなるまでご愛用いただきたい商品です。外の掃除には黒竹箒(ほうき)をご活用ください。
K+

TOSA MONO vol.8

トサの素材とトサの人が生み出す良いモノ。
それは、トサの暮らしをすてきなものに変えてくれます。

楽しく使って、短くなるまで育てていく
◎須崎市・竹虎のシュロほうき


大掃除を控えた今、一家に一本持っておきたいのが、掃除に"楽しさ"をプラスしてくれる 「シュロほうき」。かつて嫁入り道具として持たれていた懐かしの逸品です。

販売するのは須崎市にある「竹虎」。明治27年から営む竹材・竹製品メーカーだけあって、もともとは同社の看板商品であり、須崎市安和にしか生育していない「虎竹」で座敷ほうきを作ろうとしていたんだとか。 しかし、四代目・山岸義浩さんがヤシ科の植物であるシュロに心惹かれた理由は「竹と同じだったから」といいます。 戦時中、材料不足を補うために日本各地の山に植えられたシュロですが、需要減少によって手入れをされなくなり、山で荒れ放題になっているのだそう。「竹も山で生い茂って荒れ放題になっちゅうんです。だから、シュロに親近感を感じたんです」ただ、シュロは一度手入れをされなくなると製品として使う繊維皮が剥げなくなってしまうため国産はゼロに等しく、実際には台湾産・中国産を使うことに。

国産にこだわる4代目ですが「材料は海外にあってもシュロほうきの作り手は日本にいる。使うことで職人さんが育っていくから」と決断。シュロほうきが伝統工芸である和歌山県の職人に依頼し、掃きムラが出ず快適に使えるバランスを追求。柄には高級感のある「黒竹」を使用。銅線巻きが美しさをそえる存在感たっぷりのほうきに仕上がりました。

「うちも昔からシュロほうきを使いゆうけんど20~30年は使えますよ。最初は家の中で使うて、次は土間。使ううちにシュロの繊維がどんどん短くなって、最後は短いがを工場で使いました。一つのものを大事に大事に使う、これこそ日本の文化ですよね」と4代目。ちなみに、新品は使う前によくはたいて繊維のくずを落とすのが鉄則だそうです。下準備を整えたらさっそくシュロほうきでお掃除スタート。柄を持つと手にしっとりとなじむ竹の感触。掃除機の重たさや電気コードのわずらわしさもなく、すぐに掃除に取りかかれるのが新鮮です。「スッ、スッ、スー。サッ、サッ、サー」心のなかのリズムに合わせながらほうきを動かしていると4代目の言葉を思い出します。 「なんちゃあやない掃除が楽しゅうなるろう」まさにその通り!シュロが短くなるその日までこのリズムを楽しみましょう♪

外の掃除には「黒竹ほうき」をぜひ。柄は高知県産黒竹。穂先には強度のある「孟宗竹(モウソウチク)」をたっぷり使い、四万十川流域で自生する「四万十かずら」で束ねたこだわりの一本!一気にざざっと掃けて爽快な気分!

畳にはシュロの太い繊維をより集めた「鬼毛」がおすすめ。高級ですが耐久性はさらに◎。畳の目に沿わせながらほうきの重みですーっとなぞるように掃いて。


(新聞「K+ 2011年11月24日号 vol.59」より転載)

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