赤染め?塗り...?自然そのままの竹手提げ籠バックです

2016年6月28日

竹籠バック


「赤染めの竹手提げ籠バックです」そう言えば、なるとほど赤っぽい染料で染めた竹なのだなあと納得される方もおられそうなくらい赤茶になっている竹籠です。ところが、これは染めたワケでも、ましてや何か塗料を塗ったりしたものでもないのです。時間が経過するうちに、だんだんとこのような美しい色合いに変色したものぞね。


磨き竹手提げ籠


編みあがったばかりの竹籠はこのような色合いです。竹は表皮部分に近い程強いのです、そこで「磨き」と言うて竹表皮部分を薄く薄く剥いで出来るだけ皮に近い部分を使い竹籠を編むのです。


日本唯一の虎竹などは、その表皮の虎模様が命ですので磨きをする事はありませんが、真竹(青竹)も自然のままの竹は色つきにバラ付きがありますし、キズやしシミもあります。それが表皮一枚薄く剥ぐ事によって、まるで生まれたての赤ちゃんのような繊細で瑞々しい竹肌となり、その竹ヒゴで竹籠をあむと、その出来あがり美しさは秀逸です。


真竹手提げ籠バック


この竹籠バックを使うようになって、もう4~5年前になると思うのですが、小振りなためそんなに使う機会は多くないのに、このような色合いに変わってきちょります。竹により、色合いの変化にも違いがあったりして使えば使うほどに楽しめるのが磨きの竹籠なのです。













| コメント(0) | トラックバック(0)


初めてなのに懐かしいスズ竹の写真 その2

2016年6月27日

スズ竹行李


母の実家は古い農家だったので、小さい頃たまに遊びに行って鬼ごっこなどで物置などに隠れると積み上げられた布団の傍らに行李が何個も置かれていました。角を黒い当て布で補強したヤナギ行李がほとんどだったように覚えているのですが、もしかしたらスズ竹製のものもあったのかも知れません。


とにかく、昔の衣装箱といえば、このような自然素材で編まれたものばかりやったのです。画像の行李は小さいタイプですが、サイズ的にはもっと大きなものが中心でした。そして、こような綺麗な色合いではなく使い込まれて色は飴色に変わったり、少し破れた所があったりでしたが、その上に飛び乗っても衣類のいっぱい入った行李はビクともせず、踏みしめる足には弾力が伝わってきて子供心にも丈夫な箱だという意識はあったのです。


ヒゴ取り機械


家庭でなくてはならない竹製品を大量に製造するために出来るだけの工夫が繰り返されてきた中で、このような竹のヒゴ取りをする機械も生み出されたのだと思います。元々あったものではありません。それぞれ地元の鉄工所さん等に相談して、その産地特有の機械を作ったはずなのですが全国各地で見る竹加工用機械は良く似ていますので、どこかのタイミングで技術交流が行われていたのかも知れません。


天井のホイール


かって盛んに製造されていた竹細工の痕跡は天井にありました。動力で回す鉄棒に取り付けられたホイールが3個見えますが、かってはそれぞれにベルトが巻かれその下にはヒゴ取りの機械が並び賑やかな音を立てていた事だと思います。


古い竹工場の写真


これも、初めて見せて頂いた写真なのに懐かしい仕事場風景ぜよ。自分の小さい頃の竹虎の工場のような雰囲気、頬被りの叔母さんがこちらを振り返ったら、あの優しい笑顔に出会えそうな一枚を、何度も何度も見てしまうのです。













| コメント(0) | トラックバック(0)


初めてなのに懐かしいスズ竹の写真

2016年6月25日

みすず細工竹割


昔の職人さんとのお話しさせていただく事は、本当に面白いものなのです。現代との一番の違いは、その技のスピード。竹製品が全国の家庭で毎日使われるのが当たり前の時代には、とにかく大量生産が基本だったようで豪快な製作工程の話は何度聞いても痛快ぜよ。


少しでも早く、良い商品を作りたいという思いは何処でも同じ事だったのかも知れません。みすず竹細工のヒゴ取り用には、このような見慣れない竹割り道具がありました。


スズ竹竹割機械


片方にはスズ竹が入れられるくらいの穴が開いていて、もう一方には十文字の金具が取り付けられています。


竹割機械


こちらの道具には更に斜めに「×」が入っています。


スズ竹割機械


これは一体何の道具かと言いますと、穴の開いた方にスズ竹の丸竹を突っ込み竹の太さによって四ツ割や八ツ割にする道具なのです。


スズ竹割機械


実際にスズ竹を割って見せて頂くと粗割ではありますが思ったよりもスピーディーに竹ヒゴを取る事ができます。行李などには竹ヒゴが沢山必要だったと思いますが、このような道具をフルに使って効率適に作業をしていた活気ある職場がチラリと垣間見ることができた気がしました。


竹干しの川原


初めてなのに懐かしい一枚の写真に出会いましたぞね。小石のゴロゴロした感じは川原のように見えますが、広々とした場所いっぱいにスズ竹が広げられています。自分が幼い頃に遊んだ安和海外の浜辺にも、当時はこの写真のように一面に割った虎竹が並べられていた事を思い出しますぜよ。土手の向こうに見えるトラックが時代を感じさせます。


しかし、首に巻いた手ぬぐい、腕ぬき姿の職人さんは、まるで竹虎の古いアルバムに写った竹職人さんとあまりに似た格好!目が釘付けになりました。竹林で竹の根が縦横無尽に走りそれぞれの竹と繋がるように、遠いように思えるこの地の竹も、自分達とどこかで繋がっているのではないかと思わせてくれるがです。














| コメント(0) | トラックバック(0)


旧開智学校の竹編みフローリング床

2016年6月24日

旧開智学校竹編み床


長野県松本市といえば日本最古の天守で有名な松本城ですが、そこから徒歩でもそれほど遠くない所に残る明治時代初期の洋風校舎、旧開智学校があるのです。モダンな校舎は被写体としても、こじゃんと人気のようで観光で来られた沢山の方が写真を撮られよりましたので関心のある方は是非インターネットで検索されて、ご覧になられると良いかと思いますぞね。けんど、自分が前々からずっと見たいと思っていたのは、この美しい校舎のたたずまいではないのです。


実は、この校舎の中にスズ竹という竹を使い、しっかりと編み込まれた床があるのです。床と言うと少し語弊がありそうで、板張りの床の上に敷かれた敷物の方が正確な表現かも知れません。


旧開智学校竹編み床製造


しかし、これは単なる敷物ではなく床一面を熟練の職人が編み込んだ、まさに竹編みの床。今回は嬉しい事に、たまたま当時の写真を拝見させていただく機会もあり、施行当時の様子がよく分かります。全ての教室がこのように竹編みされているワケではありませんが生徒さんが一同に会したであろう広い部屋一面にも圧巻の細工が施されていて感動するのです。


みすず行李


スズ竹は東北はじめ寒い地方に育つボールペンほどの細さの竹で、竹と名前が付いていますが分類すれば笹の仲間になります。厳しい自然の中で鍛えられているせいか強く、粘り、しなりがある素晴らしい竹素材であり、特に日常使いでの性能が重んじられた当時は人々の生活になくてはならない存在やったと思います。


行李と言うても今の若い方は知らない人がおられますが、プラスチック素材などが普及するまでは物流には、この行李が活躍しちょりました。ヤナギ製の行李なども多用されていましたが、スズ竹の製造も行李などが中心だったと聞きます。材料のスズ竹が高く積み上げられていますが、これだけの製品を製造するには、さぞ大量の材料が必要だったと考えられます。まっこと、想像するだけてワクワクしてきますぞね。


みすず竹細工


松本ではスズ竹の細工の事を「みすず細工」と言います。不思議に思っていましたが信州には「美須々(みすず)」という地名の他、みすずと名前の付く物が多々あるようです。これは、それだけ信州一帯の広い地域でスズ竹が大事な産品だった証であると思います。


そんな伝統のせいですうろか?籠やザルなどの生活用品を取っても技巧に優れた興味深いものが多く残されています。今でも十分使えそうなモダンな雰囲気のボストンバックや、実用性と共に装飾性の強い細工など目を見張るような製品が作られていたのです。そして、そんな地域特有の竹文化が生み出したのが竹編みのフローリングだったのかも知れません。














| コメント(0) | トラックバック(0)


一目で違い分かる丈夫さの国産蒸籠

2016年6月23日

国産檜蒸籠


暑くなってくると蒸し料理はどちらかと言うと敬遠されるように思うのですが、さすがに寒い時期と同じという事ではありませんが、今年はどういうワケか蒸籠へのお問い合わせも多いようぜよ。蒸し料理は、格好良くカタカナで「スチームフード」などとも言われていますが、これほど簡単で手間いらず、料理の経験のあまりない方でも失敗無く美味しく頂ける料理方はそうないのではないかと思いよります。


実は自分も一年前くらいからダイエットをしていて少しづつ体重を落としてきました。今年に入って10キロくらい減った体重を何とか維持していて、先月の会社の検診では担当医の先生にお褒めの言葉をいだいたのですが、日々の食事では野菜を多めにとるように心がけているのです。


日本製、ひのき蒸籠


生野菜でサラダとして食しても美味しいのですが、豚肉などと一緒に蒸してポン酢でいただくと更に美味しく沢山の野菜を食べる事ができますので、まっこと気に入っちょります。油を使わずに調理できるので、ムシムシして食欲のわかない時でもあっさりと頂けるあたりがヘルシーですし、もしかしたら夏でも人気な理由なのかも知れませんにゃあ。自分などがたまに料理をすると鍋を焦げ付かせて後始末に大変な思いをするのですが、食べた後のお手入れが簡単なのもエイところですろう。


国産の檜蒸籠は一目見ただけで縁の厚みがしっかりして本当に丈夫な作りです。蒸籠の蓋部分は蒸気を逃がすように竹編みで作られていますが、この竹編みなどもガッチリ堅牢な編み込み。お値段は多少高額なものの、この辺りの作りが輸入の蒸籠とは全く違う点で長くご愛用いただける方にでしたらオススメするのは、やはりコチラなのです。














| コメント(0) | トラックバック(0)


日本唯一の虎竹自動車、長距離走行の課題

2016年6月22日

日本唯一の虎竹自動車


8月のチャレンジラン横浜に向けて日本唯一の虎竹自動車での試運転をしています。実際に高知から横浜まで走るとなると天気の事など言ってられませんが、今のところ雨が降っていると苦労して製作した職人が良い顔をしないのでわざわざ乗るワケにもいきません。


日本唯一の虎竹自動車ワイパー


なので実はワイパーは一度も使った事がなく、実際に雨の日の走行はどうなのか?はこれからの課題となっています。バイクを乗られている方のようにカッパ着用となるかと思いますが、出発までには雨天対策もしっかり考えちょかんとイカンがです。


日本唯一の虎竹自動車タイヤ


とにかく、一番最初の走行テストでタイヤのトラブルがあり半日つぶしてしまいました。いきなり会社から遠く離れた場所に行ったので修理の対応にも時間がかかりましたので少し慎重になって少しづつ距離を伸ばしながら走りよります。そうは言うても、実は思うほどは乗る機会が取れず、ほんの数える程度しか乗っておらず、まだまだ経験不足なのですが来たるべき長距離走行でポイントのひとつは充電だと思うちょります。


スペック通りですとフル充電で50キロの走行が可能とは言われていますが、車体重量が増え、重たい荷物も載せて走ります。道路の状態にもより走ることのできる距離には自ずと違いができてきそうです。メーターで残り電池量は当然確認できますが、単純に走行距離を目盛りの数で割って一目盛りで何キロという計算ができるのか、どうか?経験値をあげて確認しておかないと道路沿いに沢山あるガソリンスタンドで手軽に燃料を入れられる訳でありません。充電場所を探しながらの走行を考えていますので余裕も十分みないといけないのです。


日本唯一の虎竹自動車


まだまだ長距離走行ができていませんが、少し走るだけでも乗れば乗るだけ課題が出てきます。まっこと(本当に)これで横浜に辿りつけるがやろうか?面白くなってきそうです。













| コメント(0) | トラックバック(0)


竹虎ロゴマーク入りヘルメット

2016年6月21日

日本唯一の虎竹自動車(Tiger Bamboo car)、竹虎四代目(YOSHIHIRO YAMAGISHI)


自分がバイクに乗っていたのは、いやいやバイクと言っても中古で友人から譲ってもらったヤマハのロードパルという50㏄のバイクですが大学生の頃の話なので当時はヘルメットの着用義務はありませんでした。なのでヘルメットを購入したのは今回が生まれて初めてやったのです。


日本唯一の虎竹自動車は特殊車両として公道を走ることが認められていますのでヘルメットの着用は必要ないがです。ただ、長距離を走るので出来るだけ安全にと思い用意することにしましたぞね。それにしても同じヘルメットなのにピンからキリまであって驚きました、価格も全く違いますにゃあ。最初は安価なものでと考えていましたが店員さんから丁寧に説明いただくと、やはり信頼できる国内メーカーのものに決めたのです。


竹虎ロゴマーク入りヘルメット


ヘルメットにはハンドフリーで話すことのできるイヤホンマイクがセットできます。携帯のBluetooth(ブルートゥース)という機能を使い話す事ができるのですが、自分の持っていたガラケーにはこの機能がないのです。新しい携帯電話なのにと不思議に思って聞いてみますと、ガラケーには古いタイプの電話にしか付いてないそうなのです。


そこで、わざわざこの機能の搭載されている古い機種に変更する事にしましたぞね。前の携帯より厚みがあり、使いやすいとは言えないのですが仕方ありません、実は近年スマホで使う方が多くなり新しいガラケーにブルートゥースは搭載されていないとの事でした。


さて、ヘルメットを購入したのは高知市内にあるバイクのパーツ屋さんなのですが、説明をしっかりして頂いたものの覚えが悪く、上手く携帯電話とヘッドホンが同期せずに困っていました。そうすると、わざわざ店長さんがデモ機を持って調整しに来てくれると言うではありませんか!出張までして設定を直して使い方を教えてくれるとは...本当に感動したのです。けんど、まっこと今回の日本唯一の虎竹自動車はクラウドファンディングで直接応援いただいた方々はもちろん、このような多くの皆様に支えられて走ります。頑張らねばなりませんにゃあ。














| コメント(0) | トラックバック(0)


日本唯一の虎竹自動車メイキング動画が出来ましたぞね

2016年6月20日

竹虎全社員


先週より、ずっと日本唯一の虎竹自動車の話題ばかりになっておりますが本日はメイキング動画が完成したいというお話ぜよ。何度も申し上げてはいますが、今回のプロジェクトは自分達だけでは到底できるようなものではありませんでした。そこで考えに考えた結果、クラウドファンディングという少し聞き慣れない新しい方法を使う事にしたのです。


クラウドファンディング、竹板のレーシングステッカー


そこで全国から思いがけない程の沢山の皆様からご支援を頂戴することができましたが、リワード(お礼)の一つである竹製レーシングステッカーは金額によりサイズが違っています。「大、中、小」と3種類あって大、中のサイズは車体両サイドに貼り付けて走らせていただきます。けんど、実は一番小さなサイズにも本当に沢山の方からの温かいお気持ちが届いておりました。中にはわざわざ工場まで届けくれた職人さんなどもいて感激したのですが、そのような皆様の分は車体には取り付けることが難しくなりましたので車内のフレームに吊り下げさせてもらう事にしたのです。


日本唯一の虎竹自動車クラウドファンディング、竹板のレーシングステッカー


虎竹の交通安全のお守りは車内にひとつありますが、もうひとつのお守りのようになりました。多くの皆様に見守って頂けているようで、まっこと心強いがです。


ヒロタリアンさん、竹虎四代目


今度のプロジェクトでは本当に素晴らしい皆様と出会い、竹虎が多くの方に支えて頂いている事を改めて実感できる機会となったことが大きな収穫でした。


日本唯一の虎竹自動車


虎竹の里の明日を考える時、実は課題も山積されていて例えるなら暗いトンネルを走っているようなものとも言えます。その先に小さく、しかし明るい出口を目指して、この日本唯一の虎竹自動車をご支援いただいたようなお客様を思いまっすぐに走ることしかありません。メイキング動画には応援いただく10名様のお名前を入れさせていただいています。

















| コメント(0) | トラックバック(0)


高知さんさんテレビさんで放映、日本唯一の虎竹自動車

2016年6月18日

野村舞アナウンサー、竹虎四代目、日本唯一の虎竹自動車


さんさんテレビさんが日本唯一の虎竹自動車を取材にお越しいただける事になったかです。ちょうど今は梅雨のうっとおしい天気が続く時期なのですが不思議とテレビ局が来られる時には天気が素晴らしく、まっこと嬉しゅうなりますぞね。


野村舞アナウンサー、竹虎四代目、日本唯一の虎竹自動車


インタビューいただくアナウンサー野村さんも本当に興味津々という感じで虎竹の車の事を聞いてくださいます。完成したばかりで、テスト走行でも遠出したこともなく、まだまだ人様の目に触れる機会は少ないのですが、このように皆様に関心を持ってご覧いただける事ができるとしたら、いろいろな壁はありましたが、苦労してでも製作した甲斐はあったのかも知れません。


日本唯一の虎竹自動車jpg


アクセルを踏み込むとスムーズに滑るように走り出す日本唯一の虎竹自動車。心地よい風をきって進みます、やはり「動く」という事が今までの細工と一番大きな違いぜよ。


虎竹


番組の中でも虎竹の紹介をしていただきましたが、このように普通の竹と何ら変わらないように見える竹をガスバーナーの炎で熱を加えますと竹の油成分が吹き出しきて独特の虎模様が現れるのです。


竹は本当に面白い素材であり、昔から衣食住すべてに深く関わってきたのは、成長が早く身近な素材として豊富にあった事、そして、堅さと柔らかさという相反するように思える性質を併せ持つ特性から様々な加工に使う事が出来たからですろう。


日本唯一の虎竹自動車


それにしても、梅雨の晴れ間というには良い天気、同乗されたアナウンサー野村さんも喜んで頂きました。日本唯一の虎竹自動車は高には高知の青空が、まっこと良く似合うがです。













| コメント(0) | トラックバック(0)


完成した日本唯一の虎竹自動車の細部について その2

2016年6月17日

日本唯一の虎竹自動車、ステアリング


日本唯一の虎竹自動車のステアリングは円形ではなくUの字型をしています。前輪が一つの三輪車ですので小回りが効くのですが、その分ステアリングの形状の違いもあわせて少しだけ運転にはクセがあって慣れが必要なのです。このステアリングに巻き付けた虎竹は面取りをして素手で触れても手にやさしい丁寧な仕上げになっています。


日本唯一の虎竹自動車、床部分


乗り込むために足を入れる床は木賊(とくさ)張りです。木賊という節のようなものもあってミニチュアの竹のような植物からきた名前なのですが、均等に割り切りした虎竹をベニア板に張り付けた元々は室内の内装などに使うものです。竹は加工の仕方によって硬くもあり、柔らかくもあり、剛と柔の相反する性質を併せ持つ面白い素材ながです、今回はこのような竹の多様性をひとつの製品の中でわかりやすく表現するのも製作のねらいのひとつやったのです。


日本唯一の虎竹自動車、座席


何回かお話しさせても頂いておりますが、今回の日本唯一の虎竹自動車プロジェクトでは二人乗りの電気自動車にこだわりました。一人で走るよりも、お客様を乗せて一緒に竹の感触を全身で感じていただきたかったからですが、二人乗りの電気自動車は、この光岡のLike-T3だけやったのです。


座席シートはベンチシートではなく、それぞれ独立したシートになっています。まるでバイクのシートがならんでいるようですが、このシートにそれぞれ虎竹をヤタラ編みで編み込みました。三角形になったシートへの作業は大変だったようで、職人は何度も何度も編んではやり直しを繰り返し、かなりの時間を費やしてようやく完成した力作ぞね。


日本唯一の虎竹自動車、座席台座


シートがのる台座部分があります。ここは細く取った竹ひごを隙間無く編み込む網代(あじろ)編みという技法が使われました。網代編みの代表選手といえば竹弁当箱が思い浮かびますが、いずれにせよ、これだけ大きな網代編みをする機会はあまりありません。


六ツ目編みサンルーフ


さて、意外に柔らかな座席に腰をおろして上を見上げると明るい陽射しの差し込む事に気づきます。座席上部はヤタラ編みで編み込まず、ざっくりした六ツ目編みのまま残したのです。まあ、言うなれば「虎竹六ツ目サンルーフ」。南国土佐の真っ青な空が見たかったのです。


日本唯一の虎竹自動車、メーター


日本唯一の虎竹自動車の運転席は極めてシンプル。小さなメーターがひとつ付いているだけです。ヤタラ編みで仕上げた所に一歩虎竹をスッーと通しているのも職人の感性。柔軟に編み込まれる細い竹ヒゴ、真っ直ぐにのびる艶やかな竹肌、キリッとはいる竹節、浮かびあがる虎模様。本当に虎竹って美しい...メーターより虎竹に目がいかないように注意せねばなりません(笑)。


日本唯一の虎竹自動車、荷台


座席後部の荷台部分はヒシギ張りで仕上げられています。唯一この両サイドに使用した黒竹と対比を楽しめるように少し明るい色合いの虎竹を平たく叩き割り張り付けています。最近では新しい感覚で店舗装飾などにも使われるようになっていますが、竹虎では袖垣に多用する技法です。


紐をひけば蓋が開くようになっちょりますが、この下には動力の心臓部分とも言えるバッテリーと充電器が内蔵されているのです。













| コメント(0) | トラックバック(0)


1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  11


このページのトップに戻る
お客様の大切な個人情報(ご住所・電話番号・メールアドレス等)を業務以外に流用しません。
個人情報の取り扱いについて
虎斑竹専門店竹虎トップに戻る

Copyright (C) 1997-2016 taketora. ALL rights reserved.