一生使い続けられる石鹸とは?

2017年10月19日

竹炭石鹸


「顔の色艶がよいですね。」「お肌がキレイですね。」こんな事をたまに言われる。県内外、色々なところで年齢、性別様々な方に言うてもらうのであながちお世辞でもないように思うちょります。女性の方なら嬉しい言葉であるに違いありませんが、そもそも、おんちゃん(おやじ)の自分にそんな事を言ってみても褒言葉としては少し違うようにも感じますので言ってくださる方には恐らく本当にそう見えているのですろう。


もちろん顔のお手入れなどするはずも無いし、若い時分より虎竹の里の強烈な紫外線を浴びまくっていたし、お肌をきれいに保つ環境とすれば良い条件ではなかったと思っています。


しかし、それなのにこんな事を言っていただけるのだとしたら何を隠そうそれは、この竹炭石鹸の力だと確信するのです。小さい頃からアトピー体質で肌が弱く、皮膚科で出されるステロイドを手放したことがなかったのですが、出張先のホテルに備え付けられた石鹸が肌にピリピリと刺激があって、どうしても使えなくなった事が始まりでした。それでも仕事から帰って来たなら石鹸を使って汗はスキッと流したいので自分が使うのに肌に刺激のない安心して使える石鹸を作りたいと思ったのです。


竹炭ソープ


そうして、最初の石鹸が出来たのがもう15年以上も前の事になるでしょうか。当初は石鹸メーカーさんに用意いただいた薬用炭を使用していましたが、せっかく作るのなら産地や炭窯までしっかり管理できる最高級の竹炭を使いたいと考えて県の工業試験所さん、石鹸メーカーである地の塩社さん等の協力を得て薬用竹炭の開発に取り組み完成させたのが虎竹の里 竹炭石鹸なのです。


自分の場合は、まさに頭からつま先までコレひとつでスッキリ、しっとり。最近では新しく作った竹炭シャンプーを使う事もありますが、基本的に竹炭石鹸です。アトピーなど肌のトラブルというのは50年来の付き合いですので、簡単でないと思っていますが、少なくとも気持ちの良い入浴は続いています。これからも一生使いつづけられると喜んでいるのは、間違いなく他の誰でもない自分自身ながです。













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飾り竹炭を製造した理由について

2017年10月18日

飾り竹炭


銀色に輝く竹炭肌、驚くほど心地よい金属音、これが1000度の土窯で焼き上げられた最高級の飾り竹炭なのです。もちろん電気伝導率も高く精錬度計で測定しても針を一瞬で振り切るほど。ただし、ご覧いただいてもお分かりのように硬く焼き上げられてはいますが竹は空洞ですのでウバメガシを焼いた備長炭などのように丈夫ではありません。繊細なガラス細工のように取り扱わないと折れたり、割れたりしてしまいます。


また、備長炭の炭窯は高さがありますので長い炭を飾りにしているのを見た事もありますが、竹炭の窯は低いので最大の長さでも焼き上がりは、この70センチサイズとなります。


飾り竹炭


お陰様で沢山のお客様にご愛用いただいておりますが、このような商品を作ろうと思って出来たわけではありません。実は日本唯一の虎竹には全ての竹に不思議な虎模様が入っているわけではないのです。


そもそも虎模様の入るハッキリとした原因が解明されておらず神秘的な、まさにミラクルバンブーながですが、どうやら気温の変化はひとつの要因ではないかと思っています。昔から「霜が降りると虎模様が出る」と言われてきました。近年の温暖化で霜も雪も本当に少なくなると同時に虎模様の付き具合も芳しくないからです。


しかし、虎模様の付いていない竹も山では伐採せねばならず土場に運ばれてきます。自分の入社した頃でしたら、色つきの悪い竹はそれなりの活用法が沢山あって、様々な商品に製造していましたが安価な海外製品に取って変わられて今では活用方法がありません。


この大問題を解決すべく考えたのが「飾り竹炭」であり、これからの虎竹の里を考えていく上でも大事な商材のひとつとも思っています。最初は皆様に受け入れていただけるか心配でしたが、少しづつご愛用いただけているようで少し安堵もしちゅうのです。













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蓬莱竹(シンニョウチク)と虎竹と

2017年10月17日

蓬莱竹(シンニョウチク)四ツ目籠


蓬莱竹(ほうらいちく)のお話しは、これまでに何回かさせて頂いてきましたぞね。火縄銃の火縄に使われていた竹ですので戦国時代なら全国から注目されていたでしょうが(笑)、今の時代にあって、注目しているのは日本中でも恐らく自分だけかも知れません。以前のブログでもお話しさせてもらったように、この竹には名前がいくつかあって職人によって色々な名前が出ますが結局同じ竹の事を言われているのです。


蓬莱竹の他には沈竹(チンチク)、土用竹、高知ではシンニョウチク、山口県では孝行竹と呼ばれたりしますので面白いものですちや。けんど呼び名は違っていても株立ちの竹の性質を活かして農地や山林の境界に目印に植えられたり、護岸のために川岸に植えられたりしてきた歴史は同じぜよ。


蓬莱竹(シンニョウチク)網代編み


蓬莱竹のゴザ目編みの竹ざるを紹介させて頂いたことがあります。見事な網代編みの竹ざるも作られますし、九州では日置の箕や寿司バラと呼ばれる酢飯を作るためのザルにも作られます。先日のブログでお話しした、まんじゅう笠も竹皮は淡竹ですがその竹皮を留める極細の竹ヒゴは竹節が低く伸びがよく粘りのあるこの竹が使われます。


さらには竹虎には蓬莱竹の弁当箱や小物籠までもありますが、実はあまり一般的には使われる竹材ではなく他社ではまず見ることのないほどの貴重な竹細工でもあります。しかし、ただ珍しいから自分が蓬莱竹に魅かれてるわけではないのです。


では何故か?


竹虎は123年前に大阪天王寺で創業しましたが、太平洋戦争の空襲で焼け野原になり疎開してやって来たのが自分から言うと曽祖母の里であった虎竹の里でした。戦後は日本唯一の虎竹生産地である此処に本社を移すわけなのですが、当時は余所者の自分たちが勝手に伐採できるような竹は一本たりとも無かったといいます。


江戸時代かから地域で守り続けてきた竹林です、誰も口にだしませんが自分も小さい頃から山の職人だけでなく、山主までもが自分たちの竹にただならぬ誇りを持っている事を肌で感じてきましたので当然の事だったと思います。


虎竹の里


今でこそ焼坂の山に一番広大な虎竹の竹林を持たせていただき、竹の商いを続けさせてもらっていますが、たとえ特産の竹を伐りたいと願っても好きに出来なか
ったのが祖父の時代がありました。護岸用に植えられた蓬莱竹は所有権があまり無く自分の竹林を持てなかった職人に多用されてきた歴史があります。そんな名もなき竹職人の姿と昔の竹虎の姿が、どこか重なって見えているからかも知れません。













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老舗味噌屋さんの別注竹ざる

2017年10月16日

別注竹ざる


直径が70センチ近い大きな竹ざるを持ち込んで来られたのは老舗味噌屋さんでした。仕込みで使われるというだけあって大きさもさる事ながら、一目でその堅牢さが伝わってくる丈夫な作りとなっちょります。


古くなってきたのでそろそろ新しいモノが欲しくなって馴染みの竹屋さんを当たられたそうですが、時すでに遅し。今まで作ってくれていた職人さんもいなくなり、途方にくれて遠くからわざわざ竹虎までお越し頂いたとの事でした。


別注竹ざる


一昔前ならこのような真竹を使って籠やザルを編む、いわゆる青物と呼ばれる竹細工をする職人さんは全国各地におられたのです。ところが、安価な輸入製品が大量に入ってくるようになり竹籠や竹ざるはホームセンターで手軽に買える使い捨て容器のような扱いになってしまうと昔ながらの竹細工をされていた職人の多くが竹を諦め、伝統の技の中でも一番最初に次々と消えてしまったのです。


別注竹ざる


しかし、今回お客様が求められている「竹」は、プロが本気で何十年と使いたい品質。使用して傷んでしまえば修理しながら又使うという、まさに失われてしまいつつある熟練の手仕事が必要とされていたのでした。


この大きさで、これだけのタフな竹さるを編む職人は日本に何人おりますろうか?もちろん費用がいくらかかっても良いというのなら話は別ですが、味噌屋さんや酒屋さんが何個か注文できるお値段となれば極端に少なくなります。


別注竹ざる


工房の入り口には職人自ら山に入り伐採してきた思わず手で撫でたくなるような見事な真竹が数本置かれちょります。良い仕事をする竹職人は、とにかく手も早い。大きく、丈夫な竹ざるで決して簡単ではないのですが2個、3個と編み上げられているのです。


このような頼もしい竹職人は皆いわゆる世間一般で言うところのお年寄りばかりではありますが、50歳は青二才、60歳は若手です。70歳や80歳、時には90歳の現役がバリバリ活躍する竹の世界は、これからますます進行する超高齢化社会には最先端の仕事なのです。














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チビタケナガシンクイムシ、ヒラタキクイムシの竹材食害

2017年10月14日

チビタケナガシンクイムシ、ヒラタキクイムシの竹材食害


真竹の切り口に竹粉が沢山見えています。これはもちろん鋸で切った切りクズなどでは無く、竹がチビタケナガシンクイムシに食われているのです。


虎竹の油抜きなどをガスバーナーで始めますと工場中に甘い香りが漂ってきますが、例えば知らない町でも竹の香りで近くに竹工場があるとすぐに分かるくらい竹には糖分が含まれていますので、竹にとって虫害は永遠のテーマとも言える問題です。


チビタケナガシンクイムシ


竹を好んで食する虫にはタケトラカミキリ、ベニカミキリといったカミキリ虫をそのまま小型にしたような虫もいます。「タケトラ」と名前がついているのが昔から気に入りませんが、虎模様の虫であり、「ベニ」と名前のつく方は鮮やかな紅色をしています。


このカミキリの方は比較的に身体が大きく目につきやすいのですが、チビタケナガシンクイムシ、ヒラタキクイムシ等は小さく目立たないので知らない間に竹に潜んでいます。それこそ竹粉が落ちてくるまで虫害を察知することは難しいのです。


チビタケナガシンクイムシ、ヒラタキクイムシの竹材食害


小さいとは言え、その食欲は旺盛で竹繊維にそってどんどん食害をしていって、酷い時には竹ヒゴがボロボロになってしまうほどです。出来るだけ虫害を防ぐために竹伐採には時期を選び、竹の栄養分が少なくなったタイミングでしか伐りませんがそれでも完全に防げるわけではありません。


チビタケナガシンクイムシ、ヒラタキクイムシの竹材食害


竹が必需品であった時代には台所で使われる竹笊、竹籠にしろ屋内や屋外で使われる竹製品は頻繁に手で触り見られていましたので虫が喰うといってもそこまで多くはありませんでした。ところが現在では年に一度しか使わないとか、棚に入れっぱなしとか普通にありますので久しぶりに出してみたら虫害にあっていたなどと言う事も、まま起こります。


薬剤処理などせずに編まれた竹細工ですので、虫害にあいましたらまず、小さな穴を見つけてください。そして、その穴を中心に熱湯消毒をお試しいただいております。一度ではなかなか退治できない場合もありますので熱湯消毒のあと陰干しをして様子を見ながら何回かされることをオススメいたしています。


チビタケナガシンクイムシ、ヒラタキクイムシの竹材食害


竹など自然素材はプラスチック製品などと違い、日頃のお手入れが必要です。強い素材ではありますが丁寧に扱うことによって竹ならではの愛着が沸いてきて、その結果虫害にも早く気づく事ができて更に長くご使用いただく事ができますぞね。














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真っ黒!まんじゅう笠(竹の子笠)

2017年10月13日

まんじゅう笠(竹の子笠)


まんじゅう笠と言うて昔ながらの製法で竹皮と細い竹ヒゴを使って作る笠があるのです。地元高知の芸西村で作られるこの笠は、竹の子笠とも呼ばれますが材料には淡竹(ハチク)の竹皮を使いますので、孟宗竹や真竹を使用する竹皮草履などとは同じ竹皮でも出来映えが違って上品な白い色合いとなっているのです。


ご存じの方も多いかと思いますが竹の皮というのは筍の皮の事ですぞね。筍が伸びる時に竹皮が地面に落ちるのを毎日のように竹林に入って集めていくのですが、実は孟宗竹、淡竹、真竹、それぞれに筍の生える時期というのはが少しづつズレています。


竹皮草履の素材を集める苦労はよく知っていますが、まんじゅう笠の材料である淡竹の竹皮もちょうど時期的に梅雨にかかり大変だと言うことです。


まんじゅう笠(竹の子笠)


ところが先日見かけた真っ黒いまんじゅう笠があります。自分の知っている白く繊細な竹肌とは似ても似つかぬ風体。確かに形、編み方など同じ笠には間違いはありまんが、まるでわざと色を染めたかのようにも見えるほどぜよ。


すっかり色合いの変わった淡竹の皮を渦巻状に留めているのは蓬莱竹の竹ヒゴですぞね。職人さんは土用竹とも言いますし、高知ではシンニョウチクと呼ばれる事が多いのですが、とにかく節が低く、節間が長くて丈夫でしなやかですので、このような細い竹ヒゴにヒゴ抜きして使用するのにも最適な素材なのです。


まんじゅう笠(竹の子笠)


拝見したのは高知歴史民俗資料館の展示品の一つだったかと思います。あの真っ白い竹皮が、飴色を通り越して「黒い」と表現しても良いくらにいなるまでには一体どれくらいの時間が経過したのでしょうか?


龍馬の脱藩にも使われたとの逸話のある竹皮の笠、当時はこのような色合いに変わるまで大事に長く長く愛用されてきた事を物語っていますし、竹皮の耐久性をも知る事ができるのです。













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青竹踏み、竹素材そのままならではの憂い

2017年10月12日

青竹踏み


青竹踏みは単に竹を半分にしただけの物というように思われているかも知れませんが、実は同じ頃合いの竹材を選別するところから非常な苦労があるものなのです。よくご覧いただきたいのは竹節です、強度確保のため青竹踏みの中に必ず節が2つ入るように材料を取っています。竹はウラ(先端)に行くほど節間が伸びますので青竹踏みの材料は、竹材の元に近いある一定の部分しか使用できない事がお分かりいただけるかと思います。


竹にも個性があって、節間の長い竹、短い竹など様々です。なので、竹林に行って伐採する竹を選別する時にも太さはもちろんの事ですが青竹踏みに使う節間まで考慮しながら職人は伐採をしています。しかし、そうやって伐採した竹であっても一本そのままを全て使い切ることができません。


竹製品が沢山製造されて売れている時代であれば、この使わなかった竹材部分も別の竹細工に活用できていましたので無駄もなく、全体的なバランスでコストを下げる事もできていました。ところが今の時代は違います。


竹栓


節を2つ入れて加工が出来たて青竹踏みが無事完成した後も苦労は続きます。竹材を自然素材のまま使用していますので乾燥により収縮する場合があるのです。この竹栓は一体何かお分かりになりますでしょうか?


実はこれは半分にした青竹踏みが縮まないように数カ所にはめて乾燥させるためのものなのです。しかし、しばらく縮みや伸びがなくなったと思っていましても、やはり竹は生きています。微妙な湿度や気温によって縮んだり、反対に伸びる(広がる)こともあるがぜよ。


青竹踏み


こうして時間をおいて良く乾燥させたつもりでも、いざ出荷前の検品となると竹のサイズが変わっている事もしばしばなのです。一定に伸び縮みするわけではありませんので当然歪みができてきて加工時には平らにしていてガタつきのなかった青竹踏みの接地面を再度削り直す必要もあります。


青竹踏み


生しい青竹を乾燥させて使いますのでカビには常に注意していますが、最近では温暖化のせいでしょうか?10月も半ばに差し掛かろうかと言うのに蒸し暑い日があります。こんな気候では、梅雨時だけでなく真冬以外は定期的にチッェクしていないとカビが生える場合がありますので保管時にはエアコン、扇風機などを多用せねばなりません。


こうして考えてみますと、元々はインターンシップの学生さんたちが青竹踏みを知らなかった事から若い世代に竹が忘れられると危機感を感じて、一人でも多くの方に手にとって頂きたい気持ちだけで来ましたけんど、まっこと手間のかかるものなのです。













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虎竹ペンダントライト

2017年10月11日

虎竹ペンダントライト、竹虎四代目


虎竹で作られた球形の竹編みが沢山出来あがりましたぞね。これほど一杯作る機会もあまりないので近くの草原に持ってきて転がしてみたのです。しかし、この球体一体何に使われるのかお分かりですろうか?体育祭の時期でもありますので、これに和紙を貼りつけて玉ころがしにするのも有り?かも知れません。


虎竹ペンダントライト


けんど、それにしては編み目が少し粗いですし、サイズも小さすぎますぜよ。和紙を貼ってボールにするのなら別の競技になりそうです、いやいやそもそも一閑張りのような加工をするのなら竹ひごは外側からは見えなくなりますので、わざわざ虎竹を使う必要もありません。


虎竹ペンダントライト


恐らく予想されちょった方もおられると思いますが実は虎竹ペンダントライトになるのです。竹灯りは、それだけでも竹編みの美しさを楽しめて存在感があるものなのですが、電球が灯ると更に素晴らしい雰囲気に包まれます。まるで室内が一瞬にして別世界になるように感じることもあるほどです。


ちょうどこんな感じでご使用いただくのだと思いますが、クリア球を入れると竹模様が壁に浮かびあがります。これだけの数の虎竹ペンダントライトが同じくらいの高さでズラリと並んでいても良いですし、高さを違えて変化をつけて使っても面白いものです。そして、さらに光を放ちますと、さぞ壮観だろうと想像しよります。














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大名竹、孟宗竹、そして四方竹

2017年10月10日

  大名竹


実は竹と一口に言いますが、日本だけでも600種類という様々な竹があります。もちろんこれは竹類、笹類を合わせた数ではありますけんど、それにしても多いです。だから、竹の中で竹細工、竹製品として活用されているのは本当に極一部の竹だというのが分かります。


竹には食品という側面もありますが、そういう意味あいでは食用としても全体から考えれば極わずかしか活用されていないという事だと思います。そんな竹の中に大名竹(だいみょうちく)とう竹があるのです。


大名竹


その何の通り、一昔前なら大名しか食べられなかった美味な竹だと言われます。アルミホイルで包んで炭火でじっくり焼いてホクホクのものを塩を少しだけつけて頂きますと、これは確かに大名しか食せなかったのが納得するような歯ごたえと味わいでした。


孟宗竹


そもそも日本の里山にこれだけ植えられて、まるで日本古来の在来種のように繁殖している孟宗竹も元はといえば食用として中国から運ばれてきたのだと思います。美味しさは当然ですが、特筆すべきはその大きさです、満足に食べられない事もあった江戸時代にはさぞ重宝され大事に管理されてきただろうと推察できます。


それが短い期間に日本の津々浦々に広がった理由でもありますが、筍の食用としての価値が下がると人目につく場所に植えられてきただけに放置竹林として扱われるのは皮肉なものです。


四方竹収穫


雑誌「とさのうと」に竹虎の椀籠が掲載されましたが、偶然にも同じ号に旬を迎えた四方竹も特集で取り上げられていました。来月開催される全国竹の大会高知県大会では2日目に、この四方竹の産地を巡り昼食には四方竹づくしの料理も予定されています。


四方竹


全国竹の大会に集うのは志の高い竹業界のプロの方々ばかり。大名しか食せなかった竹にも全く引けを取らない四方竹の美味しさが更に全国に広がる契機となればと思っています。













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続々・虎竹名刺入れリニューアル

2017年10月 9日

 

虎竹名刺入れ


虎竹名刺入れリニューアルが進んでいます。今回の製作では革部分でどうしてもミシンが使えない工程があって予め細かい穴を開けたところに職人の手縫いで一針一針糸を通していっています。


虎竹名刺入れ金型


革部分を一新しますので、革の形にあわせたそれぞれの金型が必要です。このような金型ひとつにも別誂えで製作していただく職人さんがおられますので、思えば素材加工からはじまり沢山の手仕事を経て商品が完成するのだと改めて感じます。


虎竹名刺入れ革材


今回の大きな一つの課題であります名刺の収納力アップのためにデザインされた革の設えです。何枚もの革を重ねて厚みのある枠を作り、そこに蓋をかぶせるような形でホルダー部分を製作しようと考えているのです。


虎竹名刺入れ、革細工工房


竹工房には竹細工用の機械や道具がありますが革細工には革用のミシンが据えつけられ、色とりどりの縫い糸がズラリと並びます。随分と違う様相ではありますものの新しいモノが作り出される同じ空気感に包まれています。


虎竹名刺入れリニューアル


名刺入れは今月中頃には試作ができあがり、少しづつご紹介できるようになってくると思っています。カード入れの試作も同時進行していますが、こちらはジッパー仕様にしました。小さいサイズの竹製品でジッパー付きのタイプは初めて作る事になりましたが一番最初の試作品を自分が試しにしばらく使ってみて非常に満足できる使い心地でした。


実は免許証入れが古くなってしまい探していましたが気に入るモノがなかなかありません。そこで、今回のリニューアルではまず名刺入れとカード入れを製作することにしました。出来あがりを一番楽しみにしているのは、やはり自分なのです。













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