続・新竹の季節

cdda8d5c.jpg虎竹はこんなガスバーナーで一本づつ丁寧にあぶられています。竹製品の素材として、このまま全国に出荷されるものもありますから綺麗に身繕いさせて嫁がせる父親の心境です(ちょっと大げさですが)。
いつだったか東京のとあるホテルのロビーにある喫茶店に入りました。腰掛けてふとテーブルの上を見るとレシート入れにウチの虎竹を使っているではありませんか。ただ10センチくらいの丸竹をハス切りにしてそのまま置いてあっただけですが「ああ~、こんな故郷を遠く離れたところでお役にたっているのか」本当に嬉しくなりました。
あの時の竹もこのガスバーナーで化粧していった…、職人の手際の良い作業をみながら思い出しました。

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