3年待った、幻のかご

メゴ笹底あみ


3年言うたら、なかなか長いですぞね。けんど、その間、話で聞くばっかりで一回も見たことも触ったこともなかった、そんな幻のかごながです。昔はどこにでもあったようなもんですけんど、腕のエイ職人さんが一人になってしもうて、しかも、気にいった材料が取れんかったらひとつも作らんという「いごっそう」(頑固者)。幻のかごは、いごっそうの篭じゃあきに。


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