壁竹


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虎竹は虎模様のついた竹で、日本でもここでしか成育せんというていっつも自慢させてもらいゆうけんど、実は、どれも、これも、色つきのえいモノばっかりじゃあないがです。山の職人さんは、色つきのえい虎竹を伐り出しながら、あんまり色の出ていない竹も間引いちょります。そのあたりの具合が難しいところやけんど、どうしたち、色つきの悪い竹が山から出てきます。そんな竹をどうするか言うたら、びっと前やったら、この壁竹ちや。


壁竹は知っちょりませんか?土壁の家が少のうなったき、仕方ないかも知れんけんど、壁の中には、写真にあるように割竹が入っちゅうがです。竹を骨にして、土壁を作りよったがちや。ほんの10年数ばあ前までやったら、この割竹をドンドン製造して10トントラックで県外のお得意様まで運びよりました。


竹の色とりどりの青さ、竹の割れる潔いよい音、竹の束のズッシリした重み、竹の表面のヒヤリとした冷たい触り心地、竹の気持ちのえい香り、ほんのこのあいだの事やけんどにゃ。10年一昔ち、まっことよう言うちゅうちや。













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