寿長生の郷

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ひょんな事から叶匠壽庵さんを知ったがです。聞いたら、みんなあ知っちゅう。こじゃんと有名な和菓子屋さんじゃ言います。どんな所か見てみとうて、やってきた場所は滋賀県大津市ぜよ。あの赤穂浪士の大石内蔵助ゆかりの里言うけんど、近づけば近づくばあ、「本当に、ここでえいがやろうか?」と不安になるばあの山ちや。けんど、それもそのはず。6万3000坪の敷地に自然の山林を取り込んだ、びっと想像もつかんような広いところじゃきに。


冬晴れの美しい朝。誰もおらん駐車場に着くと、どこからともなく係の方が出て来られて、挨拶してれます。おおの、気持ちがえいちや!外はびっと寒いけんど、これだけで気持ちが温うなってきますちや。


寿長生と書いて「すない」と読むそうぜよ。古い言葉で、つるべを引き上げる縄の事やと。係の宮崎さんが教えてくれましたけんど、まっこと、手入れの行き届いた散歩道を歩くだけで、何か知らんけんど元気がわいてきたぞね。


広大な庭園、砂利道の手入れ、草木の剪定、古民家、1000本の梅園。食事のできる庵から売店まで、心からのお迎えを感じて嬉しゅうなります。新春だけあって、青竹も所々に使うちゃある。こりゃあ、また来うなる。まっこと心のやすまる郷を見つけたちや。


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