2010年1月20日の投稿

日本製ちや、国産竹割箸

waribashi.jpg


なんやろうか、これ?ただの棒きれのようでもあるけんど、実はこれ割り箸。国産の竹割箸用に割られた孟宗竹ちや。只今、乾燥機のうえでお昼寝中ぜよ。もともと国内で沢山作られよった竹割箸ですけんど、輸入などにおされて、日本では製造されんなっちょりました。けんど、ご存じの方も多いように、竹はたったの3ヶ月で親竹と同じ大きさに成長しますし、なんせ、竹林には使われんなった竹がいっぱいちや。これを何とか使いたいゆうて、びっくと前から色々試行錯誤があって、製造が再開したがです。


いつやったか竹割箸を作りよった工場にお邪魔したときには、使わんなった機械がさび付いて、どうにもいかん言うてましたが、こうやって竹割箸ができるようになって、日本のモノ作りも、まだまだやれるがやにゃあと、嬉しゅうなるがです。価格では決して安うない国産の竹割箸を、どうやって受け入れてもろうて、長く続けていかすかが、これからの課題やきに。


コメント(2)

細川和宏 返信

讃岐のうどん用にももってこいです。

竹虎四代目 返信

香川といえば「うどん」です。
四国にくる楽しみは美味しいうどんツアーという
お話もよく耳にしますので
国産の竹割箸がお役にたてればと思います。

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竹虎四代目

竹虎四代目
YOSHIHIRO YAMAGISHI

創業明治27年の老舗竹虎の四代目。100年守り続けた日本唯一の竹林を次の100年に繋ぐ。日本で二人だけの世界竹大使。

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