昼寝枕

丸竹まくら


丸竹まくらは、竹を半分に割っただけの枕やけんど、これが意外と他に無いがちや。ずっと、ずっと昔から、太い孟宗竹を使うた枕は愛用されてきたと思うがです。そうそう、青竹踏みと同じちや。身近にいっぱいあって、細工も簡単で、それでいて機能的にも抜群やき、細々とやけんど、ずっと今まで残っちゃあるがやろう。


竹枕断面図


竹の切断面を見とうせや。維管束(いかんそく)と呼ばれる管状の穴が、表皮に近い部分ほど密集しちゅう。これが熱を吸収する作用にすぐれちゃあると言います。竹ならではのヒンヤリ感と硬さ、夏は夜寝苦しいことが多いき、知らず知らずのうちに、ぐっすり熟睡できちょらん事もあるかも知れんちや。昼休みらあに、びっくと横になったら、午後の仕事が、こじゃんとはかどるが違うぜよ。


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