銘菓三笠野

菓子職人


「荒城の月」で有名な大分県竹田市に老舗の御菓子屋さんがあるがです。たまたま行きあたった、その但馬屋さん。店先では二人の熟練職人さんが御菓子づくりをしよります。最初は何ちゃあ思いよらんかったけんど、熱い鉄板でクレープ状の生地を焼き上げて餡を包むという、単純そうに見えるけどその技術の正確さ、二人の息のピッタリさについつい見とれてしもうたがちや。


まっこと(本当に)店に引き寄せられるように入ってしまい、この銘菓「三笠野」をいくつも買うてしもうたがです。焼き上がった御菓子だけやったら、なかなかこうやってお土産にしようとまでは思わんかったかも知れんきに、熟練の職人さんの腕に脱帽ちや。実際にこうやって工房の熱を感じ香りをかいで、店員さんと挨拶を交わしてみて、体感してこそ分かる事がいっぱいあるがやにゃあ。虎竹の里の竹も、こうやって、もっともっと皆さんに伝えていきたいぜよ。


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