若い力

高知新聞


売るぞ、土佐の「虎斑竹(とらふだけ)!」を合い言葉に、地元高知の伊野商業高校の2年生がインターネットで虎竹削り箸や、虎竹ランチボックスを自分たちなりに販売するページを作成してくれたがです。情報処理科のクラスが5つのチームに分かれて、それぞれが竹虎の商品を選び、それぞれの商品のエイところを見つけて自分らあでお客様に紹介するページを作ると言う。


国内最大級のネットショッピングモール楽天市場さんが地方の県産品をPRするという企画の一環ちや。今の高校生やったら小さい頃からインターネットがあって、もしかしたら慣れ親しんできたという生徒さんもおるかも知れんけんど、


「竹......!?」


しかも、


「高知にしかない、虎の模様の竹......!?」


ワシも授業を担当させてもらいましたけんど、実は竹の商品を具体的にイメージ出来ちゅう生徒さんは、あんまりおりせんでした。分からん「竹」を紹介するページは出来んにゃあ...。けんど、さすが伊野商業の生徒さんじゃ、ほいたら言うてわざわざ竹虎の工場まで見学に来られちょったがです。全員で来られて熱心に聞きいるきに、ワシも時間を忘れて説明させてもらいましたぞね。ハッと気がついたら2時間半経っちょった...。


今回の伊野商業さんの取り組みは高知新聞にも大きくカラーで取り上げてもろうて、まっこと(本当に)嬉しいけんど、それよりも嬉しい事はこれっぱあの若い生徒さんが明日の高知を担う若い力がおるいう事ぜよ。今の若い人も熱いちや、燃えるちや。ワシは高知のような地方こそインターネットの活用じゃあといっつも思うちょります。そんな中、こんな生徒さんらあと出会えた事に感謝ぜよ、まっこと(本当に)感謝ぜよ。


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