黄昏の海岸線

安和の海


言うたちイカンちや、おらんくの池には潮吹く魚が泳いじょる。よさこい節の一節ながですが南国土佐というたら豪快な海、虎竹の里の前にひろがる海もご覧のとおり「おらんくの池」やきに。今日の日暮れ時は、この海をみながら母と海岸線を散歩するがぜよ。


いつも見慣れた海や島や空や海岸線の旧道がなんか違うて見えてくるきに不思議ちや。海を渡ってくる風が心地エイにゃあと思いよったら、


「私も、まだまだ一生懸命がんばるきね」


母がぽつりと言うがです。まっこと(本当に)太陽のような人やけんど、ワシがいつまで経っても子供やきイカンちや。


職人さん


ずっと歩いていきよったら、竹虎で何十年も働いてくれよった職人さんに会うたぜよ。


「元気でやりゆうかよ?」


笑顔のエイ、元気なおんちゃんじゃ。


「うん、お陰様でやりゆう!おんちゃんも、ひとつも変わらんねえ」


磯をうつ波の音が静かに聞こえる、ここも虎竹の里。豊かな気持ちになる、素直な気持ちになる、やさしい時間を過ごさせてもろうたちや。ありがとうございます。


コメントする