チャップリンの杖


竹根杖


一昔前と言うても終戦後からこっちと言いますきに、かなり前の話には違いがないのですが、その頃は他の竹製品がそうであったように竹根の製品も輸出品として欧米にドンドン送られて行きよったがです。傘の持ち手や、色々なハンドルに使用されていたと思いますけんど、あの世界的に有名な俳優チャールズ・チャップリンはこじゃんと(とても)親日家やったそうで愛用のステッキは日本製の竹根と聞いちょります。


日本の職人が作った竹の杖が世界の舞台で活躍しよったというのはまっこと大きな夢を感じる嬉しい話ぜよ。さて、そこで、実際自分の持っちゅう竹根杖を竹根をずっと扱ってこられた熟練の職人さんに見てもうたがです。そしたら、


「こんなに太くて、節の美しい竹根はまず無いね...。」


とビックリして言われます。なるほど、竹根職人さんの持たれていた杖と比べてもこんなに太さも節合いも違うぞね。


かっての銀幕の喜劇王が持ったステッキはある種、飾りで持つような細身のタイプ。実際に足腰が弱くなったりして、体重を思いっきりかけるようにはもともと出来ていなかったそうですが、ワシの持っている竹根杖は、太くて歩行の補助として十分につかえるようなしっかりした強度のあるものです。材料が無いという事は竹根を調達する職人さんがいなくなったと言う事でもあるがです。ううん.....。何本か作ってみたいと思いよりましたが、なかなか竹根も難しいもんぜよ。













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コメント(4)

チャップリンが持っていたステッキが日本の竹製品だったなんて
初めて知りました!
なんだか嬉しい事実ですね(^-^)

それにしてもこの2本の杖の明らかな違い・・・
杖ひとつとっても昔と同じものは作れない時代に
なったんだなぁ~と思いました。
そういえば、私が昔持ってたコム・デ・ギャルソンの
まっ黒い傘の柄も竹でしたよ。
大きくて重い傘でしたけどかっこよかったです。

soukichi 様

コメントありがとうございます。
チャップリンの杖には自分も感激しましたちや
日本の竹はやっぱり凄いがです。

実は自分も前原光榮商店の
竹根の黒い紳士傘を使うちょります。
竹根の太さ、曲がりが渋くて大好きながです

竹は、根から枝まで
捨てるところがない程使えてまっことエイちや!

とても素晴らしい竹の節ですね!
こんな杖、今は手に入れるのは無理ですか?
是非手にしてみたいです!

たかしくん様

コメントありがとうございます。
そこそこの太さのものでしたら何とかあるかも知れませんが
極太の竹根の杖となりますと
残念ながら今のところ非常に難しいかと思うちょります。

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