しずおか竹サミット

しずおか竹サミット


静岡は実は竹どころで昔から色々な竹細工がある土地柄ながです。ひとつは有名な竹千筋細工で、竹を割って、細かい丸ひごにして使うて盛り器や花籠など、さまざまな用途に使う竹製品が作られてきたがです。また、安倍川という大きな川が流れちょりますが、その辺りには昔から良質の竹が多くて竹籠なども多く作られてきました。


ワシの学生の頃には、静岡で作られた竹のコップや器類が店頭にズラリと並んでいたことも懐かしく思いだすがです。そんな静岡で、ふじのくに里山コミッション主催の、しずおか竹サミットが開催されました。会場には立ち見でも良いから参加させて欲しいという方も駆けつけ、何と300名という大盛況ぶり。こんなに竹に関心のある方が多いのかと、改めて今の時代に竹が注目されているのをヒシヒシと感じたがです。


竹サミット学生さん


基調講演から4つのパネルディスカッション。屋外の展示イベントスペースの用意など今回のサミットには、こじゃんと時間も人手も必要やったと思うがです。それを影で支えた力のひとつが地元のボランティアの学生さんたち、明るい笑顔で懸命に動きゆう。環境への意識の高い彼らのような皆さんがおられる事は、まっこと心強い限りです。


雨が降って水分がたっぷりとなった竹は、ぐんぐん成長するがちや。何と、たったの3ヶ月で親竹と同じ大きさまで伸びるがです!竹サミットへの参加が契機となって、筍のようにビックリするほど成長する学生さんもおるかも知れん。一人でも二人でも、そんな若者がおったらこんな将来に明るいことはないがぜよ。


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