竹の害虫


竹の害虫


竹は糖質の多い植物で、竹虎の工場でも油抜きと言うて数人がかりで大型のガスバーナーで作業をする。竹の加工の仕事の時には、甘い香りが工場内に漂うがです。この何とも優しい甘い香りを小さい頃から「我が家の香り」と思うて育ってきましたが、美味しそうな香りだけに、虫にも好まれるようながです。


竹を食べる虫には2種類あって、タケトラカミキリというカミキリ虫を小さくしたような虫とカナブンを、びっくと(少し)細長くして極小にしたようなチビタケナガシンクイムシがおるがです。また、厳密に分けるとタケトラカミキリは名前の通り虎模様がありますけんど、形はまったく同じでも鮮やかな赤色をしたベニカミキリもおりますので、まあ、3種類と思うてもらってもエイですが、竹虎で扱います竹細工で一番問題になるのは小さな虫、チビタケナガシンクイムシぞね。タケトラカミキリは比較的に身体が大きくて身の厚い孟宗竹や丸竹などに入って穴を開ける事が多く、小さいな竹製品ではあまり見かけません。


竹は旬が悪いと虫が入りやすいので、冬場の寒い時期にしか伐採せず、その材料だけを使うて一年間仕事をしていくのです。けんど、しっかり管理しているつもりでもどうしても竹の虫が入る事があるがです。不思議な事に同じ時期、同じ場所で伐って、同じように管理しちょりましても虫の食うもの、食わないものがありハッキリした生態も解明されていないので100%防ぐ事はできないのが現状ながです。


ただ、竹の虫というのは、竹表皮の硬い部分は食べず、竹の内側の身の部分だけを食べますので竹表皮を薄く剥いで編まれた竹籠や竹ざるは、絶対ではありませんけんど、だいたい大丈夫です。また、常時使いよります竹細工や竹製品は比較的、食害にあったという事は少ないようです。また、高温と圧力で人工的に炭化加工させたものは食べても美味しくないのか、防虫効果が高くなっちょります。一番気をつけて頂きたいのは年に数回だけ使用されて、後は押入などで保管してあるような竹の身を多用した製品ぞね。たとえば、えびら平かご等は、梅干しの時期に使うて後は仕舞うちゅうことが多いと思いますが、たまに注意して細かい竹の粉などが出ていないか見て頂くことが必要です。


虫干しなどを兼ねて天日に干していただくとカビの心配もありません。もし、粉がでていて小さな穴などありましたら、その穴を中心に熱湯をかけて駆除する方法があります。虫は熱に弱いので結構効果があるがですが、竹の中まで熱が入らない事もありますし場合によっては何回か繰り返す必要もあるがです。竹製品は身近に使いますきに薬剤はもっての他ですけんど、熱湯を使うのチビタケナガシンクイムシ退治の場合には火傷にはくれぐれもご注意してくださいませ。













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