笹の山にて

笹


いやいや急に寒くなってきましたけんど、虎竹の里あたりでこれだけ寒いのだったら山間部に行ったらまだまだこんなものではなく、こじゃんと(とても)冷え込んじゅうのではないですろうか?けんど、頭では分かっちゅうつもりでも、つい面倒に思い上着を持って行かずに凍えるような思いをしたことをこの笹の画像を見るたび思い出すがです。天気が良くて放射冷却言うヤツですろうか。とにかく、手もしびれるほど冷たい朝でしたちや。平地と山で、これだけ気候が違うのだと、しみじみ痛感しました。


しかし、それでも笹達は青々として元気ハツラツ。ニコニコ笑いゆうように見えますちや。まっこと(本当に)竹や笹の逞しい生命力というものを感じた早朝でもありましたぞね。たったの3ヶ月で二十数メートルの高さまで成長して、一年中、葉を茂らせる竹の神秘的な力。昔から、竹が神事などに多用されている事と無関係ではないのです。


まあ、ところで竹や笹があって、親戚みたいなものだという事はご存じかと思いますが、竹と笹の違いを知っちょりますろうか?背丈の高いものが竹、背丈の低いものが笹。そして、筍の皮が成長の過程でなくなるのが竹、皮がずっと付いているのが笹。一応、こんな定義があって竹だの、笹だのと呼びゆうがですが、実は背丈の低い竹もあれば背丈の高い竹ような笹もあるがです。まあ、竹は世界では1300種類。国内でも600種類あると言われますきにカッチリ決めつける事はできない言う事ですろう。


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