用事になる竹楊枝

竹楊枝


皆さんは楊枝はご使用されよりますろうか?若い時には、一体何で使うのだろう...?そんな風にまで思いよりました。いえいえ、今でも若いですけんど、最近は、楊枝の存在理由が少しづつ分かってきてたがです。そこで、実際楊枝を使うようになりますと、ちっくと洒落のようですが、これが「楊枝」なのに、ひとつも「用事」にならがです。だいたい市販されよります楊枝は木製ですが、少し柔らかすぎて、スグに先端が曲がったり、折れたりして、うまく歯の間をほじる事ができなかったりします。


そこで、やっぱり竹の登場ぜよ。竹は元々繊維がつよく強靱ですけんど、竹楊枝は、そんな竹の中でも表皮に近い、さらに繊維が詰んで一番強い部分で作られちょりますので、とにかく、比べたら一発で納得ながぞね。先端を叩いてみても、折り曲げてみても、通常の楊枝とは全く比べものにはならない圧倒的な強さ。なので先端は細く細く削られちゅうですけんど、使うても、使うても先は細いまま、思う存分に使うことができるがです。この道数十年の竹職人が「日本一だね。」そんな風に胸をはる、自信にあふれる表情もよく分かります。これこそ、まっこと小さな巨人ちや。


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