2013年10月29日の投稿

漆仕上げの虎竹下駄

虎竹下駄


鼻緒の履物を履く事が多いですけんど、どれもこれも竹ばっかり。よくよく考えたら普通の下駄や雪駄やスリッパはないがぜよ。竹や竹皮で作られた履物しか履きよりませんが、そんな中でもピカリと光る渋さの虎竹下駄。


漆で仕上げられちゅう独特の雰囲気。どんな鼻緒が似合うろうか?下駄の季節は過ぎちょりますので来年のシーズンまでにじっくり合わせてみろうちや、そう思うて傍らに置いたままになっちゅうがです。


履物は、その宿命でもありますけんど、気に入って使うたら使うほど底がちびてきます。下駄箱にはそうやって履けなくなったものがありますけんど、これが愛着が湧いて来てしもうて捨てられないがです。この虎竹下駄も履けなくなったとしても、一生手元におってくれますろう。竹の下駄には、そういう所がありますぞね。


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竹虎四代目

竹虎四代目
YOSHIHIRO YAMAGISHI

創業明治27年の老舗竹虎の四代目。100年守り続けた日本唯一の竹林を次の100年に繋ぐ。日本で二人だけの世界竹大使。

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