足元キラリ、竹林の地下足袋


虎竹の里の朝


山の仕事は日の出と共に始まるがです。だから竹虎の朝も昔から、こじゃんと早いがぞね。朝6時に電話がかかってくる事も珍しゅうなかったちや。だから、子供の頃から朝は家族揃ってご飯を食べる事は少なかったがです。父親は、起きたらまず会社に行く。携帯電話も無い時代、山の職人さんと連絡とれるのは早朝の短い時間だけやったきですろう。


けんど、それにしたち幸せやにゃあ。うっすらとモヤがかかった木々の間から、神々しいような美しい朝日を眺める事ができる。谷間に流れる澄み切った水の音も耳に心地がエイ。毎日の事やきに、ついつい当然と思いがちになりますけんど、これは贅沢な事でもあり有り難い事でもあるがですろう。


地下足袋


竹を伐採できる時期が決まっちゅうきに、日曜日とか祝日とか人の決めた暦は関係ないがぜよ。そんな事より気になるのがは、大自然のご機嫌伺い。そうぜよ、やっぱり天気の事だけながぞね。雨が降ったら次の日でも足元が滑ってしまう急斜面続きの曲がりくねった細い山道やきに、キャタピラー付きの自慢の運搬機さえ登れなくなるがです。竹の切り方でも紹介しちょりますが、そんな足場の悪い竹林の仕事を支えるのはやっぱり昔ながらの地下足袋やきに。


おっと、今さっき日の光がスポットライトみたいに足元を照らしましたぜよ。足先のふんばりが、これやないとイカン言われます。先人が色々体験されて研ぎ澄まされてきた知恵は、まっこと凄いものがありますけんど、あまり目立つ事のない足元にもキラリと道具が光りゆうがです。













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