2014年4月 2日の投稿

マタタビ笊で頂くお蕎麦

マタタビ蕎麦ざる


マタタビという素材は見た目の美しさもあるし、触ってみても優しいし、優しいだけでなく使ってみると本領発揮。その、しなやかさと同時に丈夫さを兼ね備えちょって、特に自然素材が苦手としがちな水気にも比較的強いと言うことで、マタダビ米とぎざるは、知る人ぞ知る籠のひとつぞね。米とぎや、水切り籠に適しちゅうので、当然、蕎麦ざるなどにも多用される素材ながですが、ザルにしても、なかなか使い勝手が良さそうぜよ。


ざる蕎麦


マタタビザルでお蕎麦をいただきましたちや。編み方の違うこちらの蕎麦笊も野趣を感じて一段と美味しく食せます。こうやって使うているうちにマタタビ細工も色合いが深まり、愛着がどんどんと深くなっていくがぜよ。


水気に強く、水切れの良いマタダビですけんど、使うて洗った後には手早く水気を拭き取って十二分に乾燥させてる事が長持ちさせるコツですぞね。だんだんと成長するような蕎麦笊一枚で、食卓に山の幸が届いたような気もして、ちっくと豊かな心持ちになってきたがです。


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竹虎四代目

竹虎四代目
YOSHIHIRO YAMAGISHI

創業明治27年の老舗竹虎の四代目。100年守り続けた日本唯一の竹林を次の100年に繋ぐ。日本で二人だけの世界竹大使。

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