虎竹の里の秋


虎竹の秋(黄葉)


京都の黄葉を観てきましたけんど、それなら日本唯一の虎竹の里はどうかと言うましたら、まっこと、見事に黄葉しちょますぜよ。そこでランチタイムには黄葉狩りしながら竹林で過ごしますが、少し蚊も増えてきましたけんど、夏場に比べれば全然少ないし、まだ蚊除けの竹酢液が必要ないくらいですぞね。陽射しも和らいだ竹林の中は、まっこと過ごしやすく、今が最高の季節というのを改めて思うがです。


虎竹筍


筍は孟宗竹が一番早くて、それから淡竹(ハチク)、さらに半月ほど遅れて真竹が生えてくるがです。虎竹は淡竹の仲間ですので、孟宗竹が大きくなった頃に、そろそろ出始めてきよります。竹の秋は、この筍を成長させるのに親竹が力を使いはたし、疲れて葉を落とすのだとも聞きますが、先日お話させてもらったように竹にも表年、裏年があり、表年は筍も多く生えてくるのです。けんど、沢山の筍を伸ばしながらも竹葉は青々とちゅうので、表年の竹は、前年のパワーを余程貯め込んでいると見えます。


虎竹の秋(黄葉)と竹虎四代目


もう少ししたら、風が吹き抜けるとハラハラと竹葉が舞散り、竹の小枝がちっくと寂しい感じになるがです。けんど竹が落葉して緑でないなどというイメージは、ほとんどの方は持たれていないと思うのです。同じ地域でも全ての竹林で落葉がすすむという事ではないのと、若葉がすぐに芽吹いて若々しい雰囲気の竹林になるのと、この二つの大きな理由があるように思うちょります。


樹木の場合、秋から冬にかけて葉が色づき落葉するものがありますが、竹はその反対に秋には若竹の青々とした瑞々しい雰囲気です。竹の春とも言われるその覇気にあふれる勢いに、昔の人々は、竹の神秘的な生命力をみたのだと思います。前にもお話させてもろうたかも知れませんが、竹の関わる祭事や神事は全国各地に合計869箇所もあるそうです。古来、不思議な力を崇められてきた竹は、この生態による所も大きいと自分は想像しちゅうのです。













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