懐かしい竹ベルト


竹ベルト


自分の小さい頃に一世風靡していた竹製品のひとつに、竹ビーズで作られた商品があるがです。「一世風靡」と言うても子供の頃の自分の目で見た大人達という事です。限られた人達であり、狭い世間という意味あいでもあるので、もしかしたら虎竹の里だけの事やったかも知れません。けんど、自分にとったら強烈な印象となって残っちゅう「竹」ですぞね。


久しぶりに見る懐かしい竹ベルトもそんな商品アイテムの中のひとつ、身の厚い孟宗竹から削り出された球形だったり、楕円形だったり、四角だったり、様々な形の竹ビーズを組み合わせてベルトにしちゅうのです。店の奥に残っいるものは地味な色合いのものだけでしたが、赤系であったり、緑系であったり、最盛期には色とりどりの製品がありました。


そんな派手な色目に染められた竹ビーズを使うて、ハンドバッグであったり、ショルダーバッグ、アクセサリーまで、幅広い商品が作られて、店の一番人気としてズラリと並んでいたのです。母や祖母は、もちろんの事、竹虎で働いてくれちょった店員さん、工場のおばちゃん達、そして、店舗に来られるお客様まで、誰彼なく、この竹ビーズで出来た製品を買い求め愛用いただいていたのです。


そうそう、ショルダーバッグには、この竹ベルトに使われているような、今にして思えば、少し安っぽく見える金色にメッキされた金属のチェーンが多用されちょましたにゃあ。着物でいる事の多かった祖母、出かける時には着物だった母、そんな女性達が、和装から洋服に代わり出したタイミングだったがやろうか?和の雰囲気があり、洋服にも合わせられる竹素材が受けたがやろうか?まあ、理由の程は定かではありませんけんど、今のように多様化した価値感では、なかなか生まれることのない、いわゆるヒット商品が自分の小さい頃までには、この竹業界にも多々あって、古い職人の語りぐさにも、なるのです。













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