第16回インターンシップ説明会2016年

竹虎2001年春インターンシップ生と虎竹の里、山の職人


竹虎に大学生の方にお越しいただくインターンシップ(職場体験)に取り組み出したのは、ある経営者の集いが契機となりました。自分達のような地味で仕事などほとんど知られていない竹屋などに来ていただける学生さんなどいないと思いよりましたし、何より、もし来られる事になったら一体どのような事をしたらよいか分からず最初は尻込みしちょったのです。


ところが、自分達と同じような規模の会社様も取り組みをされているし、まず一度やってみないと何も始まらないと思って2001年の春に一番最初のインターンシップをスタートさせたのです。サイトに掲載している竹虎インターンシップには「挑戦!!」と大きく書いていますが、これは学生さんに向けての意味あいもありますが、それよりも自分達受け入れる側に大きな挑戦であったと思います。


しかし、今思っても一番最初に来られた三名の学生のお陰で、その後のインターンシップに繋がりましたぞね。今年で16回目となりますが、初めての取り組みで自分達も何をすれば良いのかよく分かっていませんでしたがそんな心配は不要やったがです。アルバイトでしたら収入が目的となりますが、インターンシップの場合は自分自身の成長を目的として来られています。意識の高い学生さんは、単調な仕事や取り組みにも自分で意味を見つられていました。


竹虎インターンシップ2015年


自分達が当たり前と思っている竹の事が、実は普通では全くないという事を改めて教えてもらい、何でもない事に感激されている学生さんを見て、お互いが有意義な時間を持つ事ができるのではないかと思うたのです。インターンシップに来られた学生さんに何か教えるとか伝えるとか思えばハードルが高くなりますが実は教えてもらうのは竹虎の方だと思うと格段に取り組みしやすくなったがぜよ。


特に一番良かったと思うたのは熟練の竹職人の皆さんに対してです。本社で働く職人も、内職さん達も日頃若い方と話す機会も少ないので、自身の仕事を話すだけで楽しそうながです。そして大学生の皆さんが、職人自身では当たり前と思っている竹の技に驚き、目を輝かせる事に嬉しくて仕方ない様子。


インターンシップが終わった後に指導した学生さんから手紙が届き、一人こっそりと大切に読んでいる姿を見て、色々手間はあるものの、ちっくと(少し)続けてみようか...そう思いながら今年になりました。来週23日(月)にはインターンシップ説明会を予定しちょります、この30年ブログ「竹虎四代目がゆく!」をご購読の方に学生さんはいないと思いますけんど、お知り合いにおられたら是非教えてあげてください(笑)


竹虎インターンシップ2016年申し込み先コチラ


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