ニューヨークから始まってニューヨークで終わる、虎竹バックニューヨーカー

 
虎竹バックニューヨーカー、Tiger Bamboo bag


虎竹バックニューヨーカーは今年の二月に開催された全米最大のファッション展示会であるCOTERIE(コーテリー)展で、予想以上の評価を頂戴したのです。出展するだけでも200倍という競争率を勝ち抜いての展示でしたので、参加した事自体が自信にもなりましたし、それなりの成果はあったと思うちゅうのです。しかし、ブースにお越しになられた皆様の感想や意見を聞いて、なるほどと納得する改善点やブラッシュアップできる事が沢山あり、まだまだ課題が多くて本格的な販売に繋がるのはこれからです。


細かい改善点はいくつかあって、ひとつひとつクリアしていかねばなりませんが一番大きな改善点はインナーバックと、竹フレームを繋ぐ紐についてぞね。ところがインナーバックと言うても素材から製法など色々検討せねばならいな事があります。紐を変更するには一番肝心な強度や耐久性、そして見栄えが全く違ってくるのでその辺りの対応、作業性など考えていたら試作を作るまでだけでも道は長いにゃあと遠い目になってしまうがぜよ。


Tiger Bamboo bag


イメージどおりに出来上がれば、間違いなく素晴らしいものになるし、多くの方に喜んでいただける竹バックが完成するはずぞね。そして、虎竹バックニューヨーカーの原型となった60年前の竹バックが元々は輸出用として製作されて海外の女性が持ち歩いていたように、もしかしたら海外の何処かの街で誰かが使って頂けるような事があれば嬉しいのです。


ニューヨークの街角から始まった忘れられかけていた竹バックが、日本唯一の虎竹で再び蘇ってニューヨーカーのお出かけのお供にでもなれば長い時間を飛び越えた竹バックの物語は第一章が終わるのかも知れません。


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