熟練の竹皮草履職人だけの仕事とは

竹皮草履


風呂上がりサッパリと汗を流して脱衣場からリビングへと向かう足元には、いつもの竹皮草履があります。フローリングの上履きとして、沢山の方にご愛用いただけるようになっていますが特に雨が続くジメジメしたこの季節は、サラリとした履き心地の気持ち良さを心から実感できるのです。


昔の校舎は板張りの廊下に教室でしたので地元の小学校などでも、ずっと生徒たちの室内履きとしても活躍してきた竹皮草履です。当時の農家さんでは、草履も手作りする事もあったと聞きますが、草履と言えば普通はまずワラのものを思い浮かべるのではないかと思います。ところが、竹皮の草履はワラに比べて水にも強く長持ちするので人気が高かったのです。


それにしても、この竹皮編みの美しさはどうでしょうか?竹皮は乾燥させて保管しておいたものを水に戻し柔らかくしておいてから、細く短冊状にして編み込んでいきます。一枚一枚の細い竹皮がピシッと立って、編み目がしっかりと詰まっています。もともと全国各地で編まれていたものですので今でも地方で見かける事もあるのですが、これだけ完成度の高い竹編みにはまずお目にかかる事ができません。


この竹皮編みは竹皮ベルトスリッパに使われるもので、底にEVAスポンジを貼り付けますので草履の両端が歪んだりしないよう実は竹皮草履よりも更に熟練の技が要求されます。竹皮草履職人の中でも腕のよい職人にだけお願いできる仕事なのです。


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