2016年9月13日の投稿

玉入れ籠は、やっぱり竹製ぞね

玉入れかご製造


少しづつ涼しくなってきて、まっこと随分と過ごしやすくなりました。朝もヒヤリと心地よく、空は青く澄み切っていたりすると少し運動でもしてみろうかと思うたりするようになるのです。まさにスポーツの秋ですが、そろそろ運動会の季節でもあります。


運動会と言えば、いつでしたか玉入れ競技に使う竹籠の取材に東京のニュース番組さんが来られていた事を思い出しますぜよ。わざわざ玉入れ籠を撮影に来られるとは...とビックリしましたけんど、それほど竹製の玉入れ籠が珍しくなっているという証でもあるかも知れません。


玉入れかごか職人


このような素朴な竹編みの仕事は、主に真竹が材料として使われます。真竹は東北より南なら日本各地どこにでも見られる竹で容易に手にする事ができますので、少し前なら何処の地域でも同じような六ツ目の籠は製作されていたはずなのです。もちろん運動会に使うのではなく農作業や毎日の暮らしで使うための竹籠として様々な形と大きさで編まれていたのです。


せっかく竹製品に親しむ機会と思い、今年も秋の運動会用として出来るだけ用意していた在庫は、お陰様でほとんど無くなっているようです。各地の学校で元気なチビッコ達に囲まれる竹籠の出番が近づいています。


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竹虎四代目

竹虎四代目
YOSHIHIRO YAMAGISHI

創業明治27年の老舗竹虎の四代目。100年守り続けた日本唯一の竹林を次の100年に繋ぐ。日本で二人だけの世界竹大使。

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