農山漁村文化協会発行の雑誌「季刊地域」

農山漁村文化協会発行の雑誌「季刊地域」


「季刊地域」という面白そうな雑誌に掲載いただきました。発行が農山漁村文化協会となっていていますが地方の農業、林業、漁業の現状や課題、試みを写真を沢山まじえながら分かりやすく、読みやすい本になっています。この雑誌の今回の特集が「むらの足最新事情」なのです、都会に暮らす方には、もしかしたらあまり実感がないかも知れませんが過疎化の進む田舎ではご高齢の方の移動手段が大きな問題の一つとなっていると日頃から感じる事が多々あります。


竹虎の内職さんの中にも50CCのスーパーカブや自転車を毎日の足にされていた方が何人かおられました。元気に道を走る姿を当たり前のように思ってきましたが、やはり寄る年波に勝てずバイクに乗れなくなります。そうすると途端に通院や毎日の買い物にも困ってしまいます、虎竹の里の場合ですと各駅停車の汽車を待てる時間があればJR安和駅があり、国道にはバスもあります。


しかし、公共交通がもっと少ない急な坂道が続く山間地域では更に不便な状況がありますので乗り合いバスが走ったり、定期的に移動スーパーが来たりと対策が取られています。「田舎のモビリティこそ最先端」と書かれてましたが、本当にこんな電気バスが活躍しているのかと知らない事ばかりでビックリしてしまいます。ただ、通院や買い物だけでなく、ちょっとした移動の足代わりになる乗り物も必要との事でご高齢の方でも簡単に乗ることのできる小さなエコカーもいつくか出来ているようで、今回の特集で紹介されています。


農山漁村文化協会発行の雑誌「季刊地域」


中には自分もたまに見かける電動カートも掲載されています、近場を走るだけなら1回の充電で45キロも走行できれば十分だと思いますので購入にも維持費も安価な電気自動車やソーラーカー、電動アシスト機能付き三輪自転車などか多いですが、そんな中でこの夏、高知から横浜まで1000キロ走破した竹トラッカーも紹介いただいているのです。


竹トラッカーは2人乗りできる電気自動車としては市販されている唯一のものではないかと思いますが、富山にある光岡自動車さんのLike-T3が本体部分のベースとなっています。他のエコカーに比べるとパワー、機動力もあり、かなり高性能な部類に入るのではないでしょうか。自分達が虎竹の里に来られたお客様を乗せて竹トラッカーで田舎道を走りたいと思っているように、全国の田舎で活用されるまさに「むらの足」という表現はピッタリなのかも知れません。


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