虎竹の季節


虎竹山出し


師走とは思えないような暖かさの日もありますが、虎竹の里ではこうして竹が伐り出されて来ると冬を感じるのです。まだまだ、これから山出しや選別、製竹加工などせねばなりませんが、虎竹の出荷を待ちに待っている商品たちがいます。里山を見渡せば竹はいくらでも生えているし、竹虎四代目の話を聞いても毎年タケノコがドンドン生まれて、たった3ヶ月で親竹と同じ十数メートルの大きさに育つのなら竹素材はいくらでもありそうに思われるかも知れません。


確かに単なる竹という事であれば、その通りで無尽蔵にある天然資源と言えるかと思うのですが自分達のように竹製品、竹細工に加工する「虎竹」となると伐採時期や成育年数、太さ、色づき、品質など厳選されていくので結局のところ量的には限られたものになるのです。


虎竹耳かき


虎竹名人作耳かきも新竹を待っていた商品のひとつ。こんな小さな竹細工がどうして?と言われますが虎竹は淡竹(はちく)の仲間で真竹などに比べて身部分が少し薄めな竹なのです。この耳かきのように持ち手部分を使いやすいように厚みをとって製作しようとした場合、できるだけ太い竹が必要となります。


「まっこと、たまらんちや」と言って気持ち良さそうに耳かきしていますが、この一本が出来あがるのにも結構大変な道のりがあるものです。













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