虎竹和紙の葉書に気持ちを込めて

竹和紙葉書


竹は衣食住様々な活用がされてきましたが、竹の姿形が残ったものならいざ知らず、繊維質の利用というのは形が全く異質なものになってしまうので案外知られずきたものの一つのように思います。たとえば竹繊維の和紙への利用と言うのをご存じでしょうか?木質から紙というのは多くの方がイメージしている所かと思いますが実は竹を原材料とした竹和紙も昔から作られていて、現在では中越パルプ工業さんの川内工場で大規模な製紙が続けられています。


竹は里山近くに多く成育していますものの、大量生産となった場合にはその竹材集めが大きな課題となります。しかし、こちらの工場のある鹿児島は日本一の竹林面積を誇っていてタケノコの収穫も盛んな地域です。間引かれた竹などが次々と工場に運び入れられており、近代的で広々とした敷地内には竹チップが小山のように積み上げられていて、圧巻だった光景を思いだします。


竹虎でも虎竹を使った和紙作りをしていますが、近代的なプラントとは比べようもないくらいの手作りの極めて原始的な製法です。虎竹を細かく切断して水に長期間浸して柔らかくしてから石臼で叩いたり、職人総出で木槌で叩いたりして繊維を取り出していくのです。


須崎市のお隣、土佐市には「仁淀ブルー」で有名になっている美しい豊富な仁淀川の水を使い、昔から土佐和紙を漉いてきた歴史があり和紙職人さんがいます。そんな和紙職人さんに手漉きいただいた虎竹和紙葉書なら、ついつい一枚に心を込めて手書きしたくなるものかも知れません。


コメントする