続々・淡竹椀籠の秘密


米あげざる(マンゴク)


ところが、この縁巻きに関しては実はそれほど単純ではないのです。たとえば、ズラリとな並んだマンゴクと呼ばれる作り手のそれぞれ異なる米あげざるたち。自分の手元にはざる、籠、魚籠など昔ながらの竹細工から新しい竹製品までかなりの種類を置いていますがその中にあって、この竹編みは用途が同じでも各地の職人さんにより作りが微妙に異なっているのが本当に興味深いがぜよ。


米あげざる(マンゴク)


その中に底が半円形になった独特の形をしたマンゴクがあります。口巻き部分の左巻き、右巻きのお話しをさせてもらいましたが、左巻きの地域の職人からいただいたものであり、この地域特有の形と編み方なので当然この地方で編まれた米あげざるとばかり思っていましたが口巻きは右巻きです。


米あげざる(マンゴク)


幅広の竹ヒゴが進行方向に並んでいて、重たい籠を引きずりながら運べるように特徴的な形をしていて他の地域では編まれていないはずなのに口巻きを見ると、どうやらこの地域とは別の流れをくむ竹職人がこのマンゴクを編んだという事になります。


しかし、使われている竹は確かに淡竹...。淡竹を使いながらも右巻きの細工をする職人がいるのだろうか。淡竹の竹細工をする地域も職人も知り尽くしている気になっていましたが、「井の中の蛙」やったのか。竹の世界はまだまだ広く深いようで実は悪い気はしちょりません、ちっくと嬉しくさえ思えてきました。













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