2017年9月14日の投稿

ロングセラーのスズ竹市場籠が愛される理由

スズ竹市場カゴ


スズ竹市場籠が多くの方に愛され続けてロングセラーとなっている理由は前回のブログでも申し上げたように丈夫さと使い易さです。しかし、ただ丈夫なだけなら他の竹籠も負けてはいませんし、違う素材ならもっと強靭な物もあろうかと思います。色々選択肢のある中で、ついスズ竹市場かごを選んでしまう事を考えるたびに思い出す言葉に「柔よく剛を制す」というものがあります。


持った感じは軽く、しなやかな竹材で編まれた籠は弾力があり歩く時にも腰あたりがよいのです。しかし、柔らかいから弱いという訳では全くなくて、しっかりした四角い形を保ち続けますので買い物した野菜やつぶれやすい果物なども安心して持ち運びできるのです。


また、竹編みのソフトな感じは衝撃や傷にも強く、少しくらい乱暴な取扱いをしてもキズが入ったり破損したりする事は極めて稀なことなので頻繁にお使いになられる方ほど手放なせない竹籠ではないかと思うがぜよ、まさに「柔よく剛を制す」です。


スズ竹手提げ籠バック


このスズ竹の特性は、竹ヒゴをもっと細くして繊細な編込みにした逸品の竹籠バックになっても同じです。革のような質感もありながら、弾力に富み、しかも竹表皮は硬く強いのです。


スズ竹も大事にお使いになられると何十年とご愛用いただけますが、そうなってくると知らず知らずのうちに飴色に変わり新たな魅力が醸しだされます。


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竹虎四代目

竹虎四代目
YOSHIHIRO YAMAGISHI

創業明治27年の老舗竹虎の四代目。100年守り続けた日本唯一の竹林を次の100年に繋ぐ。

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