大名竹、孟宗竹、そして四方竹

大名竹


実は竹と一口に言いますが、日本だけでも600種類という様々な竹があります。もちろんこれは竹類、笹類を合わせた数ではありますけんど、それにしても多いです。だから、竹の中で竹細工、竹製品として活用されているのは本当に極一部の竹だというのが分かります。


竹には食品という側面もありますが、そういう意味あいでは食用としても全体から考えれば極わずかしか活用されていないという事だと思います。そんな竹の中に大名竹(だいみょうちく)とう竹があるのです。


大名竹


その何の通り、一昔前なら大名しか食べられなかった美味な竹だと言われます。アルミホイルで包んで炭火でじっくり焼いてホクホクのものを塩を少しだけつけて頂きますと、これは確かに大名しか食せなかったのが納得するような歯ごたえと味わいでした。


孟宗竹


そもそも日本の里山にこれだけ植えられて、まるで日本古来の在来種のように繁殖している孟宗竹も元はといえば食用として中国から運ばれてきたのだと思います。美味しさは当然ですが、特筆すべきはその大きさです、満足に食べられない事もあった江戸時代にはさぞ重宝され大事に管理されてきただろうと推察できます。


それが短い期間に日本の津々浦々に広がった理由でもありますが、筍の食用としての価値が下がると人目につく場所に植えられてきただけに放置竹林として扱われるのは皮肉なものです。


四方竹収穫


雑誌「とさのうと」に竹虎の椀籠が掲載されましたが、偶然にも同じ号に旬を迎えた四方竹も特集で取り上げられていました。来月開催される全国竹の大会高知県大会では2日目に、この四方竹の産地を巡り昼食には四方竹づくしの料理も予定されています。


四方竹


全国竹の大会に集うのは志の高い竹業界のプロの方々ばかり。大名しか食せなかった竹にも全く引けを取らない四方竹の美味しさが更に全国に広がる契機となればと思っています。


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