昼寝できるような、虎竹やたら編みソファベンチを創りたい

 
虎竹ヤチャラ椅子"


羽田空港の出発ロビーに革張りの四角いソファがあるのをご存じでしょうか?それがただのフラットな正方形ではなく中央部分に段差のあるような不思議な形をしています。社名はよく耳にする有名なカッシーナ・イクスシーが製作したとの事で荷物の多い旅行客ばかりの空港で使われるソファなのでちょっとした小さな荷物置きなどの機能性を考えたものかも知れませんが非常に印象的です。


虎竹ヤチャラ椅子、竹虎四代目


実は前々からあのようなソファを虎竹で作ると面白いなあと思っていました。虎竹ヤチャラ椅子という竹の弾力だけで編んだ一人がけの椅子は製作することはありますので、竹の弾力や肌触りを活かして広く大きな座面が出来るなら、沢山の方が思い思いに腰をおろして休めるのがソファだと何と素敵なのか!


竹ハンモック、竹虎四代目


今年は竹ハンモックなども体験することができて改めて竹と人との関係を考える機会も多かったのでより実現したいと考えるようになったのかも知れません。


虎竹ソファベンチ図面


しかし、いきなり大きなサイズをいざ作るとなると難しい問題が沢山出てきそうです。まず自分のイメージを話して絵に描いてみます。


竹虎四代目(山岸義浩)


サイズや不特定多数の方にお使いいただける強度を考えて鉄フレームを製作いただくことにしました。フレームの出来あがりを見ると、すぐに完成した虎竹やたら編みソファベンチと横になってくつろぐ笑顔の自分が浮かんできます。まだまだこれから虎竹のあしらいをせねばなりませんが、もう頭の中には出来ているのです。


コメントする