Installation kaguya京都岡崎、蔦屋書店にて

「Installation kaguya」花士珠寶さん


日本最古の物語「竹取り物語」で、竹取りの翁が竹林で見つけた光輝く竹とは一体何だったのか?ただの架空のお話しと思われがちですが、そんなおとぎ話が生まれた裏側には作り話だけではない真実が隠されているように思えてなりません。


孟宗竹、虎竹の里


そう確信するのは竹林に実際に光輝く竹に出会う機会があるからです。梅雨の季節、孟宗竹の若竹が竹肌に水分をいっぱいに含んで薄暗い曇り空の竹林にたっている様は、まさに光輝く竹そのもの!


ところが、実は孟宗竹は外来種であり竹取り物語が書かれた時代には日本には存在しなかった竹なのです。それなら光る竹というのは絵空事か!?いえいえ、先月の竹取物語に登場する「光輝く竹」の秘密でもお話しさせていただきましたが


孟宗竹の他にも光輝く、と言うより光って見える竹はあるのです。ご関心のかる方は、リンク先の先月の30年ブログ「竹虎四代目がゆく!」をご覧ください。


「Installation kaguya」日本唯一の虎竹


淡竹(はちく)は日本の三大有用竹のひとつであり、日本唯一の虎竹もその仲間です。白く粉をふいたようになった竹肌の下に、こんな美しい独特の虎模様が隠れているなど最初に見つけた先人はさぞ驚いた事かと思います。


東京国際フォーラム


昨年、「Installation kaguya」という竹取り物語をテーマにしたイベントに参加させて頂き東京国際フォーラムでの展示がありました。


花士珠寶さん


この企画は、これだけで終わらすのは惜しい素晴らしい取り組みでしたので今年になって代官山、梅田、京都岡崎の蔦屋書店さん各店で特別展示が行われています。


「Installation kaguya」で天から舞い降りたかぐや姫のように神々しかった花士珠寶さんと、そら植物園西畠清順さんのトークショーに続いて京都岡崎 蔦屋書店にて2月10日(土)18時より珠寳さんと今月NHK BSプレミアム「パリオートクチュール華麗なる刺繍の競演」にも登場される長艸敏明さんのトークショー「衣装と身体」が予定されています。


Installation kaguya


そして2月17日(土)13時には臨済宗大徳寺派、広尾香林院住職金嶽宗信和尚と竹虎四代目のトークショー「竹に上下の節あり」となっています。どうして自分のような田舎者が高名な和尚さんと一緒に?と思いましたが、言われて気づきました丸坊主で作務衣姿だからに違いありません(笑)。


岡崎蔦屋書店の場所すら分かりませんが、京都の街を歩けば「●●●寺は、どっちですか?」と尋ねられることが多いのです。


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