2018年2月20日の投稿

大徳寺の青竹

大徳寺の青竹


大徳寺には京都らしい美しい青竹がありました。本堂の扉の上に少しだけ顔をのぞかせている竹には切り込みが入っています。


大徳寺の青竹


折りたたんだ扉を留めておくためのもののようですが、ここに青竹を使うなど格好いいです。竹のような自然素材なら、扉にキズが付くこともないのではないかと思います。


大徳寺、つくばいの青竹


つくばいには心細いくらい細い竹枝のヒシャクがあります。青竹でなかったら、ここまで心惹かれることもないのですが青竹には短い命ならではの美があるようです。


あぶり餅


このような目立った竹だけではなくとも実は竹は自分たちの周りにいつもあって、名物のあぶり餅は竹串を使っていますし食事をする際の取り箸には味のある手削りの竹箸が出されています。


竹箸


さらに食事が終わり鍋を片付けたあとには使い込まれ手渋い光沢を放つ鍋敷きがあるのです。


白竹の鍋敷き


鍋の季節なので鶏つくね団子が出された事がありました。丸竹を削って作られた竹ツミレ皿につくねが盛られていて、鍋にいれる時には竹ベラを使います。


竹ツミレ皿


このような用途に竹ほどピッタリの物が他にありますろうか?竹に代用できるものは思い当たらないのです。


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竹虎四代目

竹虎四代目
YOSHIHIRO YAMAGISHI

創業明治27年の老舗竹虎の四代目。100年守り続けた日本唯一の竹林を次の100年に繋ぐ。日本で二人だけの世界竹大使。

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