続・竹トラッカーに土佐和紙×虎竹の幟旗


  Rogier Uitenboogaart(ロギール・アウテンボーガルト)さん


Rogier Uitenboogaart(ロギール・アウテンボーガルト)さんに和紙について手ほどき頂きます。モミ紙と言ってもサンプルで置いてあるだけでも本当に沢山あり、漉いた素材やシワシワ具合によっても表情が様々です。


揉み紙


和紙を揉んで柔らかくして布のような風合いにするなど考えもしませんでしたが、布が貴重品だった当時からこのような方法はあったのかも知れません。


Rogier Uitenboogaart(ロギール・アウテンボーガルト)、竹虎四代目


そして、この和紙たちが意外と破れないのには少し驚きました。障子紙のような弱々しいものはなく、繊維が絡まっているのかどうなのか、しっかり自己主張するように力を入れても裂ける事はないのです。


土佐和紙、Rogier Uitenboogaart(ロギール・アウテンボーガルト)


虎竹を漉き込むと言っても竹ヒゴの幅や長さや本数によって印象は変わります。和紙に組み合わせることによって虎模様がどこまで活かされるか分かりませんがロギールさんの技にすべてお任せする事にしました。


柿渋和紙


竹虎にも虎竹和紙に柿渋を塗って耐久性をあげた団扇がありますが、もっと塗り重ねることによってかなり頑丈な和紙が出来上がります。この柿渋和紙など触った感じは防水性抜群で、紙が水に弱いなどという常識を覆しそうなのです。


Rogier Uitenboogaart(ロギール・アウテンボーガルト)、御簾


ロギールさんが一枚の繊細な御簾を広げて見せてくれました。細い竹ヒゴから、かなりの熟練した職人のものと分かりますが上質の和紙漉きにはこのような御簾が欠かせません。ところが、この御簾職人が少なくなって和紙漉きが出来なくなりつつあると言います。伝統産業には、このように専門の道具があって、その道具自体を作る技術の継承がなくなり途絶えてしまいそうな現実があります。


竹虎四代目(山岸義浩)


土佐和紙を使って美しい花々を創作れさる工芸作家の伊与田節子先生の展示会を今まで何回かお手伝いさせて頂きました。そこで良く耳にしていたのは、人間国宝浜田幸雄さんの世界一薄い和紙「土佐典具帖紙」と熟練の竹職人の技の必要性でした。失われてしまいそうで、しかし、そう簡単に失くならない粘り強さこそ伝統の強みです。













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