鰻筌を編む、熟練竹職人

鰻筌


虎竹の里のような山に囲まれた長閑な田舎でも近くの小川で鰻が沢山獲れていたのは遠い昔話のようになってしまいました。自然の変化には少し寂しさを感じていますけれど、今でも鰻筌(うなぎうけ)は編まれていますのでまだまだ日本のどこかでは天然鰻がいるという事だとお声がかかる度に嬉しく思っています。


鰻筌の基準竹


鰻筌で大事なのは基準となる竹筒です、この竹に合わせて編み込んでいくので同じサイズの筌が出来あがります。古くなる度に同じ頃合いの新しい竹にやり替えながら使っています。


鰻筌


鰻筌が見る見る出来あがっていくスピード感は熟練の職人さんならではです。こうして編まれた筌に重たいくらいの鰻が入る大漁の日が戻ってくるのはいつの事でしょうか?




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