平成最後、1985年から続く竹虎年賀状

猪


来年2019年の年賀状枚数は24億21万2000枚だそうです!枚数だけを見ると想像を絶するような数です。全人口で考えますと一人当たり24枚くらい受け取る計算になりますが、実は年々年賀状を出さなくなる傾向が続いていて前年を7.2%も下回る予想だそうです、そう言えば自分の周りにも出さなくなったり、今年から止められた人もいたりします。


ただし、自分の1985年から続けている写真付年賀状は新春の国民的なトレンドがどうあれ、まったく関係無く来年からもお届けすることは決まっています(笑)


日本唯一の虎竹


以前でしたら一ヶ月前には完成して、ゆっくりと手書きのメッセージができる余裕もありましたものの、年を追うごとに遅れ気味となり今年なども印刷上がりが23日、タックシールを速攻で貼って投函が25日ですから慌ただしいです。時間の無さに振り回されて年賀の内容も二転三転...12年前の亥年に出した「まだまだ、うり坊」を使って同じ万座毛に行って同じポーズで撮るつもりでいた所、ふと出社した社員に猪の絵を描いてもらう事を思いついてお願いしたら何と!ビックリするような上出来なリアル猪が上がってきました。


筍


実は猪が竹林ではあまり好かれる動物でない事をご存じでしょうか?近年竹林では筍の食害が目だっています、子供の時には可愛いウリ坊も少し大きくなっただけで凄い迫力です。しかも集団で行動して鋭い嗅覚とパワーショベルのような力で土を掘り返し筍を食べていきます。


山の職人によれば、大きくなりかけた筍を遊び半分で折る事もあるそうです。それは、きっと違うだろうとは思っていましたものの、実際竹林に入ると無残な姿を見かける事もありました。そんな猪ですけれど、日本唯一の虎竹同様に自然の中で精一杯生きているのは同じです。食害は確かに問題ではありますけれど一旦置いておいて、彼らの人をも怖じけさせる覇気や突進力は見上げたものです。


竹虎四代目


そんな事を思いながら、この絵に合わせたポーズを撮ろうと大急ぎでやっているうちにリアル猪とのバランスがどうか?となりました。社員も同じように感じたのか竹虎四代目のポーズに合わせた最高の猪を新しく描いてくれたのです!


今までの歴代30枚の年賀状はコチラでご覧いただけますが、いよいよ平成最後となりました2019年の年賀は今までのテイストとは一味違うできあがりです。まあそう言いましても、もう数日後にはお届けも出来ますし例年通りウェブサイトではトップページで公開予定ですので、お楽しみに!


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