イタヤ細工、竹細工の足技

イタヤ弁当箱


イタヤカエデをはじめ樹木の皮を使う細工は雪に閉ざされる東北で伝統的に作られ愛されてきた工芸品です。同じ編組細工として竹か木かという素材の違いだけで、このイタヤ弁当箱など出来あがりは非常に良く似ています。


サワグルミ


竹と木とは同じような成育地域にありますが、見た目が違うように性質から何から全く異なる材質であり、それぞれの特性の良さを活かした使われ方をしてきました。なのに何故、そのような樹木に興味を魅かれるかと言いますと理由があります。


サワグルミと言う手提げ籠バッグ等にも多用される木があります。その名前の通りに沢沿いに成育している樹木で種が川の流れに落ちて下流へ広がっていきますので、東北の川岸では広範囲に見られますが材質が弱く商品価値が低いのです。地元では伐採して運んでいると「そんな木を何に使うんだ?」と聞かれると言います、さらに沢に生えているので誰でも手に入れやすいと聞いて高知のシンニョウチク(一般的には蓬莱竹)という護岸用の竹材を使った細工をする職人さんの顔が浮かび、一気に親近感が沸いたのです。


イタヤカエデ木肌


竹の艶やかな表皮とは又違うイタヤカエデの木肌も良く見ていると味があります。丸太を割って年輪に沿って剥いでヘギ材を取りますのでイタヤ特有の風合いです。


イタヤ職人刃物


職人の道具は、それぞれ違って面白いものですがイタヤ職人も例外ではありません。


イタヤ職人足技


更に、このような足技まで使うのでたまりません。足の指に剥ぎにくいヘギ材を挟んで一本また一本と取っていきます。竹と違って剥ぐ工程や、ヘギ材を薄くするために刃物を当てる時にも力を必要としますので、足を頻繁に使うのです。


竹職人の足技


竹細工でも足を手のように使う職人は多いのです、さて、こうなると足技対決でしょうか(笑)しかし、どちらも手が四本ある職人...いやいや編み込みにまで足を使うので竹職人有利です。






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