生活の道具だったスズ竹行李


修理した古いスズ竹市場籠


使い込まれたスズ竹市場籠を修理させてもらいました、この色合いからすると随分と長くご愛用いただいているようです。スズ竹は丈夫で粘りのある竹材ですが思い荷物をいつも入れて持っていると持ち手と底の四隅の角がどうして傷んできます。良くご覧いただきますと両端の底近くに真新しいスズ竹ヒゴが入っているのがお分かりいただけると思いますが、その部分が手直しされた部分です。


スズ竹弁当箱


スズ竹と言うと強さとしなりがある事から市場籠の他にお弁当箱として多用されています。毎日の持ち運んで使うものなので気を使わずに扱えるというのが一番楽で支持されているところだと思います。


スズ竹行李


このような弁当箱、買い物籠ばかりが目立つスズ竹製品です。しかし、プラスチックケース等が一般的にではなかった時代には衣装籠として大量に製造されていました。


スズ竹行李、衣装籠


今では作る職人さんが少なくなり、見る事もなくなったスズ竹行李には色々なサイズがありました。昔の家では各家庭の押入れを見れば何個かは、このようなスズ竹製か柳行李があって着物など衣類が仕舞われているのが珍しくありませんでした。


古いスズ竹行李


資料館で拝見したスズ竹行李には持ち主の名前と「沖縄行き」と文字が直接書かれていて、旅行の荷物入れや運搬用にも使われてきた事が分かります。つまり、現在見るようなかしこまった品ではなく日常使いする庶民の道具だったのでした。何とも豊かで贅沢な古き良き日本を見たような気分です。



 












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