命を護る緑のライン


新庄川護岸竹


虎竹の里のすぐ近くを流れる新庄川にはニホンカワウソが最後まで生息していた事が知られています。大食漢のカワウソが生きていくためには餌となる川魚が豊富でないといけませんので、それだけ水量も多く自然豊かな川だったという事です。ちなみに今や世界にまで飛び出している「ゆるキャラしんじょう君」は、このカワウソがモチーフになっています。


その新庄川も台風銀座とも言われる高知にあって毎年のように豪雨に見舞われ増水します、そこで人家や田畑のある川の両岸にはこうしてが植えられ防災の役割をになってきました。


高知県護岸竹


新庄川だけではありません高知県下の川を注意深く見るとあちらこちらに竹林が川岸に沿って続いています。子供の頃から竹を見ていた自分は、どこの川にも竹があるので竹が水を好む植物なのだとばかり思っていました。


防災用蓬莱竹


しかしそれは間違いでした、竹は大事な家族や財産を護るため誰かが川岸に植えたのです。株立ちの蓬莱竹が二つの川が合流したり、あるいは曲り角など急な流れのところに目印のように生えているのも不思議に感じていましたが人が植えたのなら納得でした。


吉野川


吉野川は日本三大暴れ川であり「四国三郎」と名付けられるほど昔から洪水に悩まされ続けてきました。上空から見ると高知を源流として画像の右側徳島市の方に向かって谷間を流れる一本の青い線のようです。しかし、注目いただきたいのは青い川に沿うようにして黒っぽい緑のラインが伸びています。


吉野川


飛行機からは見えませんが、この緑のラインこそが吉野川の両岸にもずっと続く竹林です。建設用重機なども無く大がかりな土木工事が難しかった当時には大雨への備えには竹がどれだけ心強い存在だったかと思います。「地震の時は竹林に逃げろ」この言葉には天然の鉄筋コンリートとも呼べる縦横無尽に走る竹の地下茎の存在があります。


互いの竹が繋がり合いしっかりと地面を堅めくずれない竹の力が経験した事もないような雨への防災対策に役立ちはしないか?先人の知恵に学ぶ時です。














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