日本唯一の虎竹がすべて通ってきた竹の道

虎竹の里、竹虎四代目(山岸義浩)


師走に入って好天の続く虎竹の里です。すでに雪化粧の地域もあるようですけれど南国土佐は明るく日当たり良い場所など上着がいらないくらいの温かさ。伐採の続く竹林を歩くといつもの鳥の声に交じって「コンコンッ」そして「ザザッー」と竹を伐り出す音が聞こえてきます。


日本唯一の虎竹


いつもは静かな虎竹の里が一年で一番にぎやかになる季節、山道を車で登っていても山出しされた虎竹が脇に積み込まれています。どれどれ?どんな色付きやろうか?近年の温暖化もあって色付きが良くない状態が続いていて満面の笑みという訳ではありませんが、それでもこうして毎年続いてきた虎竹の伐採が創業125年を迎えた今年も先人と同じようにできる事に感謝の気持ちが沸き上がります。


虎竹の里、竹の伐採、山出し


知らない方がご覧になったら獣道かと思うような、この細い山道を一体どれだけの竹が通って来たのか...?これが日本唯一の虎竹がすべて通る竹の道なのです。




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