竹の抱き枕でお昼寝タイム

 
抱き枕、竹虎四代目


竹の抱き枕は、かって扇風機やエアコンがなかった時代に夏を少しでも涼しく快適に過ごしたいと先人が考え、まさに言葉どおり編み出された竹細工のひとつなのです。人が考えることは国や文化が違っても似ているとみえて、このような竹製抱き枕は日本だけでなく韓国、中国、台湾などでも全く同じような形のものを見た事があります。


抱き枕


竹は熱帯性の植物で赤道直下の国々には沢山ありますので材料に困ることはありません。きっともっと南の高温多湿のアジアの国々でも抱き枕に限らずヒンヤリとした竹の感触と通気性を活かした竹編みは多いのではないかと思います。


竹抱きまくら


先日はお客様から普通サイズの半分くらいの長さの別注抱き枕のご要望をいただきました。このような短い大きさをどのように使われるのか不思議に思いましたら何と椅子に座るときの腰当てにされるとの事でした。


白竹抱き枕


少し高さもあって硬いですけれど、こうして竹枕として使う事もできます。


竹抱きまくら


今年の梅雨は本当に雨ばかりで各地で災害もあり心傷みます。早く夏の太陽が戻ってくることを祈るばかりです。




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