2020年8月 1日の投稿

捨てる所のない竹素材

竹皮草履竹皮鼻緒


長い梅雨がようやく開けて竹皮の整理をしながら少しづつ編み始めている国産竹皮草履です。自分の一番好きな竹皮鼻緒は若干耐久性に劣るため最近ではあまり製造していません。地味ですが実はこれはが昔から主流に履き続けられてきた草履なので少しでも作れるようにしたいと考えています。


国産竹皮草履用の竹皮


しかし、こうして竹皮を天日干ししているのを眺めていると改めて思います。筍が竹へと成長する過程で脱ぎ捨てる竹皮は草履に編まれるほか、おにぎり弁当用の包材としての活用方法もあります。


竹根細工


竹根の部分も地下に埋まっている部分なので活用されていないかと言うと竹根の景色も美しい茶器に変身するのです。


虎竹茶


こうして竹皮、竹根、稈、小枝そして竹葉まで捨てる所なく使い切ることのできるのが竹の素晴らしさ。今年の虎竹茶は仁淀川上流沢渡で作られる紅茶をブレンドして今までで最高の美味しさ、この暑さです冷やしてお試しください。




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竹虎四代目

竹虎四代目
YOSHIHIRO YAMAGISHI

創業明治27年の老舗竹虎の四代目。100年守り続けた日本唯一の竹林を次の100年に繋ぐ。

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