虎竹枝折戸の作り方

枝折戸製作


虎竹の袖垣や枝折戸は完全な分業体制が整っていた。袖垣で言うと竹枠組みから、巻竹、仕上げまで大きく3工程に分かれていて、それぞれが専門職となりフル生産するのだが竹枠用の孟宗竹、巻竹の虎竹、仕上げに使う竹穂・四万十カズラ・ヒシギ等部材の採取の職人、その部材を加工・細工する職人のに細かく枝分かれのようにあったので内職を含めると数十人の人々が一枚の袖垣作りに関わっていた。


枝折戸製作


実は枝折戸も袖垣ほど複雑ではないものの枠組と編み込みは分業で毎日のように内職さんに通っていた時代がある。竹枠と編み込み用に薄く剥いだ「ヘギ竹」を届けると、待ちかねたように古老の職人が無駄のない手さばきで編み始める。柔らかいヘギ竹は、編み台の上でまるで激しいダンスを踊っているかのようだった。あの頃、2台の10トントラックに満載されて運んでいた袖垣や枝折戸は何処に行ったのか?今でも細々と続いている枝折戸製作を見ながら思っている。





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