炭鉱で使われていた背負い籠「タンガラ」の不思議

タンガラ、竹虎四代目(山岸義浩)


タンガラ(炭殻)の一番の特徴は何と言っても縁部分にヒョッコリと突き出したアタマ!一体何だろうか?と考えていて背負った時に背中に当たる面を多くする事で円形のタンガラが安定して背負う事ができるのではないか?等とも考えていましたが、実は背負った荷物を下ろす際に役立つというのが正解でした。


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しかし、これは当時の仕事のやり方を知っていないと分かるはずもない事です。今はリュック式のバッグが流行っていますので若い方をはじめとして多くの方が使っています、背負っている鞄を下ろす時には、片方の腕を背負い紐から抜くのが普通ではないでしょうか。だから、このタンガラにしても片側の紐から腕をぬいて両腕に籠を持ち換えてから中の石炭を下ろすのかと思ってしまいます。ところがです、何と荷物を下ろす時にも両腕から背負い紐を抜くことなく頭を下にさげて、そのままバラ撒くような格好で使っていたのです。下のYouTube動画で詳しく説明していますけれど、その時にこの突出したアタマが役立ったのでした。





もう一度先日の30年プログでご紹介した大きな背負い籠をご覧ください。背中の方にある大きな背負籠は乾燥した軽い枯れ葉を集めるための籠、前に持っている少し小さな背負籠の方は草刈り籠で、生の葉を集めて入れる籠なので重量がある分だけ少し小さめに編まれています。背負籠の大きさ、使い方、それぞれによって違いや工夫の生まれる暮らしの道具、興味が尽きません。


背負い籠



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