竹の声に導かれた大火災の夜

 
竹虎大火災


この世の中には、目に見えない力があるとずっと感じています。しかし、それは別に特別な事ではなくて、いわゆる「虫の知らせ」とか言われるようなものであり、長い人生の中では時折訪れて導いてくれる大事な瞬間であると思っています。37年前の今日、普段は寝つきの良い自分は全く眠る事ができず何かの声を聞いて布団から起き出しました。網戸の向こうでは雨がシトシト降っています、いつもと変わらぬカエルの鳴き声だけがする静かな夜でした。


竹屋の火事


今でも大学の夏休みで帰省中の自分が、どうしてパンツ一丁の丸裸のまま傘もささずに母親のサンダルを足先に引っ掛けて真っ暗な工場に向かったのか不思議でなりません。大火災の第一発見者となった時の事を思い出すのは楽しくはありません、文字に書くのも同じです。


山岸竹材店の火災


とにかく、竹虎は大火災となり我に返ると翌日の正午でした。


竹虎火事


竹虎四代目が第一発見者となった大火災


地域の皆様にはご心配をおけかし、夏の間はずっと後片付けに追われる竹虎を助けていただきました。遠く県外からも続々と応援の方々が駆けつけてくれて感謝しかありませんでした。


竹虎火災


何十年経っても竹虎の燃える炎を見ていると心臓がドクドクしてきます。けれど、あの火が今でも自分の中で燃え続けているような気がします、きっと竹虎四代目はあそこで生まれたのです。




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