2022年4月 9日の投稿

逆台形六ツ目手提げ籠の使い心地

 
逆台形六ツ目編みの竹籠


昨年末にご紹介したちょっと風変わりな形の六ツ目編み手提げ籠がありましたが覚えておられますでしょうか?台形を逆さにしたようなデザインに新鮮さを感じて使ってみたいと思った籠でした、通常の持ち手より革が似合うだろうと専用に誂えた革持ち手にすると何とも格好が良いのです。


逆三角背負い籠


もしかしたら逆三角形の形に、この背負い籠と間違えられている方もおられるのではないでしょうか。この背負い籠も、かなりのレアですが底が平らになっておらず完全におむすび型です。両方とも底が狭くなっているため収納力という点では優れているとは言えません。


逆台形六ツ目編みの竹籠


更に置いた時の安定感は、革の持ち手を付けた逆台形六ツ目編み手提げ籠も底の平部分が小さいため良くもありません。ところが、ここ数ケ月自分が愛用する中でついつい手が伸びるのがこの籠なのです。スーパーでは食材が口からはみ出す事もありましたけれど、底の狭くなる収納力の弱さは入れ方の工夫でどうにかカバーできますし安定感という点では大きな問題はありません。何より一番良いのが手にするだけで楽しくなる事です、手に感触のよい革一本手を肩にかけると足取りも軽くなる気がしますから夏に向けて少しだけ製作してみようと考えています。


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竹虎四代目

竹虎四代目
YOSHIHIRO YAMAGISHI

創業明治27年の老舗竹虎の四代目。100年守り続けた日本唯一の竹林を次の100年に繋ぐ。日本で二人だけの世界竹大使。

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